Baby Kiy「形から入るというのも重要だと思っていて、歌う曲に合わせて服やメイクを変えたりしました」

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9月26日(水)に2ndミニアルバム「Never get enough」をリリース


2ndミニアルバム「Never get enough」を9月26日(水)にリリースしたBaby Kiyさん


 10代、20代の女性を中心に絶大な人気を誇るBaby Kiy(ベイビー・キー)。Beach GirlとしてSNSから人気が高まり、Instagramのフォロワー数は27万人を超えている。昨年夏にリリースした1stミニアルバム「Rainbow」に続く、2ndミニアルバム「Never get enough」が完成し、9月26日(水)にリリースされることが決定した。そこで、今回の作品に込めた思いを、制作時のエピソードを交えて語ってもらった。

【写真を見る】Baby Kiyさん


―まずはプロフィール的なことを聞かせていただきますが、幼いころから音楽はよく聴いていたのですか?

「はい。私の母が音楽家で、大学でミュージカルコースの歌唱指導もしているので、音楽はすごく身近な存在でした。家にもたくさんのミュージシャンの方が来られていて、大きなドラムの音が響く中で眠っていた赤ちゃんでした(笑)」

―そういう環境で育つと、自然と音楽が好きになりそうですね。

「そうですね。ブロードウェイにミュージカルを観に連れていってもらったり、いろんな経験をさせてもらっていました。オールジャンルの音楽を聞いていましたが、最初に好きになった曲は、家で流れていたような音楽ではありませんでした。学校の英語の授業でNe-yoなどR&Bの曲の歌詞を扱っていて、それにすごく興味を持ちました」

―聴き慣れた音楽ではなくて、新鮮に感じたのでしょうか。

「そうかもしれないですね。」

Baby Kiyさん


―今、アコースティックギターを弾きながら歌われていますが。

「はい。中学生の時、学校でバンドが流行っていて、イケてる子はバンドを組んで(学校の)バザーに出る、みたいな感じだったんです。ギターを弾いて歌うことに憧れて、私もギターを始めました」

Baby Kiyさん


―プロになりたいと思ったのも母親の影響ですか?

「はい。家に帰るとプロのミュージシャンの方たちがよくいましたが、そういう環境だったので、逆に、『プロになりたい』とは言い出せなかったんです、恥ずかしくて。でも、学校のボイストレーニングの授業の時に歌っていたら先輩が『一緒にやらない?』って声をかけてくれたんです。それがきっかけでしたね。プロになりたいという気持ちを母に言えば、応援してくれたと思うんですけど、思春期だったので言えませんでした(笑)」

Baby Kiyさん


―そして昨年の夏、1stミニアルバム「Rainbow」でCDデビューされたわけですね。

「はい。ライブ活動をしている中で、一昨年の12月に、今の事務所の方に声をかけていただきました。夏にCDをリリースしたいという話になり、それに向けて制作が始まりました。初めてのCDなので、名刺がわりの1枚になるように、それまで歌ってきたことを凝縮した作品にしたいと思ってつくりました。」

Baby Kiyさん


―そして、9月26日に2枚目のミニアルバム「Never get enough」がリリースされます。

「1枚目はデビューするまで私を応援してきてくれた方への恩返しというイメージでしたが、今回は、春に3曲連続配信リリースした作品も収録していて、私のことを知らなかった方にも聴いてもらえるように、というテーマで作りました。1枚目をリリースすることも簡単なことではありませんが、それ以降、コンスタントにリリースし続けることの方が難しいと思っているので、2枚目は前作以上に重要な作品だと思っています」

Baby Kiyさん


―楽曲を作る過程自体、1stと2ndでは違うわけですね。

「そうですね。今回のアルバムに入っている曲のほとんどは、去年の10月ごろに作りました。1週間くらい楽曲制作期間を設けて、こもって作りました。去年の夏に最初のCDをリリースして、ありがたいことに忙しい日々を送っていました。11月ごろにお仕事で海外に行くことが決まっていたので、その期間に作らなければいけない状態だったんです。でも、そのままこもったとしてもいい曲が作れないと思ったので、マネージャーにも言わず、一人で宮古島に旅行に行きました(笑)。旅でいろんなことを吸収できたので、曲が作れたと思っています」

Baby Kiyさん


―インプットできたからこそ、曲としてアウトプットできたと。

「はい」

―「Never get enough」というアルバムタイトルですが、同名の曲が収録されていますね。

「この曲は以前からあって、1stアルバムに入れたいと思っていましたが、他の曲との兼ね合いや、全体のバランスを考えて、外すことにしました。配信リリース曲の候補にも入っていたのですが、アルバムのタイトル曲にしようと思ったので、先行リリースすることもやめました。ずっと温めてきた曲なので、すごく大切な1曲です」

Baby Kiyさん


―前作と今回のアルバムでは、制作の時に何か変化がありましたか?

「形から入るというのも重要だと思っていて、歌う曲に合わせて服やメイクを変えたりしました。お出かけする時と同じで、変化をつければ気分も変わるのかなって。女の子だったら、この気持ちわかってくれると思います(笑)」

Baby Kiyさん


―このアルバムをリリースした後、11月に大阪と東京でのワンマンライブも決定しています。

「今までよりも大きな会場なので緊張します! でも、ワンマンはオムニバスのイベントと違って、私の曲をずっと聴いてくれているファンの方や、いいなと思って足を運んでくださる方ばかりなので、すごく温かい雰囲気なんです。ワンマンは年に何度もできるわけではないので、緊張しますが、その緊張感も一緒に楽しめたらいいなと思っています」

撮影=石塚雅人 取材・文=田中隆信

ウォーカープラス/週刊東京ウォーカー+編集長 野木原晃一

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