声を上げて笑う? 旭山動物園でチンパンジーの顔をじっと観察すると…

2018年9月20日 20:00更新

北海道ウォーカー

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ほ乳類の中でも、特に顔の筋肉が発達しているのが類人猿。表情によりコミュニケーションをとるため、顔の周りの毛が薄い場合も多いんです。シロテテナガザル、オランウータンなどがそれにあたりますが、ヒトにDNAが一番近いとされるチンパンジーも類人猿の一種。旭山動物園にいるチンパンジーたちも、じっと見ているといろんな表情をしているのが分かりますよ。

旭山動物園/屋外放飼場で何かを見ているようなチンパンジー(C)旭川市旭山動物園


旭山動物園のチンパンジーには現在2つの群れがあり、それぞれ屋外と屋内、2つの放飼場で分けて展示しています(夏期開園中)。座って来園者を見ていたり、子供同士が遊んでいたりと、おのおのいろんな過ごし方をしていますが、ときどき大きく口を開けて歯をむき出しにしている姿を見ることも。

旭山動物園/怒りの表情(C)旭川市旭山動物園


旭山動物園/上にいるチンパンジーは歯をむき出しにしている(C)旭川市旭山動物園


歯をむき出して「キーキー」という声を上げているときは怯えているとき、また怒っているときも同じように歯をむき出し目つきが鋭くなるそう。人間だと、大きく開けた口から歯が見えていたら「あれ、笑ってるのかな」と思ってしまいますが、チンパンジーの場合は、恐がっているケースもあるんですねぇ。

旭山動物園/悪ふざけをしている子供のチンパンジーたち(C)旭川市旭山動物園


旭山動物園/少しにやけているようにも見える?(C)旭川市旭山動物園


ただ、必ずしも「口を大きく開ける」=「恐れ、怒り」というわけでなく、笑っている場合もあるのだとか。しかも、声を上げて笑うときもあるというから驚きですね! わき腹をくすぐったり、子供同士で遊んでいるときに「ハッハハッハ」なんて笑い声を出すそうですが、一体どんな声なんでしょう? ちなみに、オス同士では争いを避けるため「愛想笑い」を浮かべることもあるそうですが、判別は難しいですね……。

旭山動物園/鼻に指をあててみる(C)旭川市旭山動物園


旭山動物園/近寄って話をしているように見えるチンパンジー(C)旭川市旭山動物園


ほかにも、鼻に指をあてて何か考えてそうだったり、オスとメスが近寄って内緒話をしてそうだったり、顔の表情や仕草からいろんな妄想が浮かぶチンパンジー。屋内放飼場にはここで暮らすチンパンジーたちの名前や特徴が属するグループとともに書いているので、どれがαオス(グループで一番強いオス)で、親か子供か、関係性を頭に入れながら見るとまた面白いですよ。

旭山動物園/鏡に映るのが「自分」だと認識することができる(C)旭川市旭山動物園


また、チンパンジーは人間同様「鏡に映っている顔」が自分だと理解することができるんです。その辺も、すごくヒトとの近さを感じますね。立ち止まってじっと観察することで、今まで気づかなかった表情や仕草に遭遇できるかも知れませんよ!

旭山動物園/あくびをしているチンパンジー(C)旭川市旭山動物園


※写真提供:旭川市旭山動物園

旭川市旭山動物園 ■開園期間:夏期開園4月28日(土)~11月3日(祝)  ■時間:夏期開園9:30~17:15(入園は~16:00)、10月16日(火)~11月3日(祝)は9:30~16:30(入園は~16:00) ■住所:旭川市東旭川町倉沼 ■電話:0166・36・1104 ■料金:大人820円、中学生以下無料

出村聖子

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