40年継ぎ足し続ける絶品ダシに溶けるようなさばの柔らかさ!「今井食堂」のさば煮定食
関西ウォーカー
今井食堂は上賀茂神社横にある、さば煮の名店。40年以上変わらぬ真っ黒なさば煮は、数々のメディアにも取り上げられた今井食堂の代名詞で、閉店前に売り切れてしまうほどの人気ぶり。<※情報は関西ウォーカー(2018年9月25日発売号)より>
40年継ぎ足し続けたタレで煮込む真っ黒なさば煮は骨までホロホロ
京都でさば煮定食といえば、必ず名前が挙がるほど圧倒的な知名度を誇る上賀茂神社そばの今井食堂。テレビや雑誌など多数のメディアにも取り上げられ、昔ながらのファンはもちろん、ウワサを聞き付けて遠方からわざわざ来店する人も多く、オープン前には行列ができる人気ぶりだ。

【ファンの声】「真っ黒になるまで煮詰められたサバはご飯が進み、毎朝食べたくなる優しい味わい。」(京都市、40代男性)「念願のさば煮を食べられて幸せです。シンプルな見た目だけど、味は唯一無二でした!」(京都市、20代女性)
絶品のさば煮の始まりは、学生のあるひと言がキッカケ?
さば煮で有名な今井食堂の始まりは、なんとうどん店!店の近くにある京都産業大学の学生向け食堂としてスタートしたそうだ。そして、看板メニューのさば煮が登場したのは、ある学生がつぶやいたひと言がきっかけだったという。

「当時、お店の周りには学生寮が多くてね。お客さんも学生がメインだったけど、ある学生が『家で作るような優しい味のさば煮が食べたいな…』とつぶやいていたのを聞いたら、居ても立っても居られなくなってね…」と当時を振り返る店主の今井さん。

そして、今井さんは親元を離れた学生たちに家庭料理のような優しい味わいを提供したいという思いから、さば煮を作り始めた。醤油や酒、みりん、砂糖などあくまで一般家庭で使用される材料のみを使用し、食べた人がほっと安心するような味を目指したという。

家庭的な味が受けてスタートから40年以上もの間親しまれてきたさば煮は、リーズナブルなのにボリューム満点! 学生を思う店主の優しさと歴史がしっかり染み込んだ真っ黒なビジュアルのインパクトもあいまって、いつしかうどんを出すのをやめ、“さば煮の店”として広く愛されて続けている。

■定食DATA<提供時間:下記営業時間内 おかわり:不可 ほか定食メニュー:おすすめ定食(750円)、チキンカツ定食(600円)など全3種>
■今井食堂<住所:京都府京都市北区上賀茂御薗口町2 上賀茂神社横 電話:075-791-6780 時間:11:00~14:00 ※売切れ次第終了 休み:水曜 席数:15席 タバコ:禁煙 駐車場:なし アクセス:地下鉄北山駅より市バス4系統上賀茂神社行約15分、バス停上賀茂神社前からすぐ>
関西ウォーカー編集部
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