意外に知らない!? 専門家に聞く“唐辛子のトリビア”
横浜ウォーカー
あらゆるところで一躍ブームになったラー油。そんなラー油にとって一番大事なもの、それば“唐辛子”だ。唐辛子の種類によって、ラー油の味も全く変わるといって過言でない。そんな香辛料として欠かせない唐辛子だが、種類の多さや特徴、選ぶときのポイント、健康パワーなど、意外に知られていないことも多い。そこで今回は、“唐辛子の専門家”たちに、知っていればちょっとうれしいトリビアを教えてもらった。
■唐辛子の種類は、世界各国に数千種アリ!
「唐辛子というと、ハバネロの原産地メキシコが浮かびますが、日本やアジアをはじめ、世界のほとんどの国で、それぞれ気候に合った品種が生産されています。その種類はなんと数千種です!」と教えてくれたのは、唐辛子・スパイス販売店「ペッパーフレンズ」の國分雅輝さん。その種類は多種多様で、日本人の代表種“鷹の爪”のように細長い系統のものや、酢漬けやピクルスで味わえる“ハラペーニョ”のような先の丸い系統、アジア料理によく使われる強烈な辛味のある“プリッキーヌ”のような小さい実が特徴の系統など、一見してトウガラシと分かるものから「これ何?」と思うものまで様々だ。さらに、ピーマンのような辛味のない甘味種も、唐辛子だというからビックリ! 世界に“数千種”もあるからこそ、どこまででも“こだわれる香辛料”なのだ。これからラー油を選ぶときは、ちょっと思い出してみて。
■唐辛子の「カプサイシン」は脂肪分解に効果的
「唐辛子の辛味成分は“カプサイシン”です」と話すのは、ファンケル総合研究所の三原千延さん。カプサイシンが舌などに付くことで、脳に「辛い」という信号が伝わり、交感神経が刺激されるのだとか。すると、アドレナリンが出て脂肪を分解したり、熱を産生したりするのだという。また、その時に作られる脂肪酸が、基礎代謝や体を動かす時のエネルギー源として使われるため、ダイエットには効果的な成分なのだ。唐辛子は、まさに“健康的なダイエット”の筆頭。薄着になる夏、“適量”の唐辛子を摂ってみては?
■良い唐辛子を見分けるコツは、“赤い色”に注目
「真っ赤に色づいていて、発色がよく鮮やかな唐辛子が、上質な証拠といえます」と教えてくれたのは、唐辛子農家の山口啓三さん。一見、見た目の整ったきれいな形で判断しそうだが、そうではなく、果肉にシミがなく、全体的に黒ずんでいないものを選ぶのがポイントとなるようだ。
唐辛子のトリビア、理解できただろうか? 普段知らないトリビアがわかるだけで、スーパーで目にしたときに、選ぶのがもっと楽しくなりそうだ。唐辛子パワーで、残暑を乗り切ろう! 【横浜ウォーカー】
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