THERE THERE THERES 「新曲『スナッキー』はアニメ主題歌になってもおかしくないくらいキャッチーな曲です」
東京ウォーカー(全国版)

平澤芽衣さん、小島ノエさん、有坂玲菜さん、カイさん、朝倉みずほさんの5人によるアイドルグループ・THERE THER THERES(ゼアー・ゼアー・ゼアーズ)。“ゼアゼア”の愛称で親しまれている彼女たちは、カラスをモチーフとした黒い衣装をまとい、ロックを基調としたサウンドの楽曲を演劇的アプローチで魅せるライブパフォーマンスが注目を浴びている。そこで、平澤さん、小島さん、カイさん、朝倉さんの4人(有坂さんは休止期間中のため欠席。10月6日復帰予定)にインタビューし、グループの持ち味やメンバー個々のキャラクター、そして9月26日にリリースした最新シングル「スナッキー」についてお話を聞かせてもらった。

―初登場ということで、グループやメンバーそれぞれのプロフィール的なことから聞かせていただきますが、「THERE THERE THERES」というグループ名の由来は何ですか?
平澤芽衣(以下、芽衣)「THEREが『そこ』という意味があるので、それを重ねてTHERE THEREにすると『そこそこ』になります。でも、そこそこのアイドルグループでは終わらないという意味で、もう一つTHEREをつけて、THERE THERE THERESになりました」
朝倉みずほ(以下、みずほ)「他にも説があるみたいなんですけど、今日はこれにしておきます(笑)」

―衣装を含めて、すごく個性的ですが、グループのコンセプトも教えてください。
みずほ「暗闇とか。衣装はカラスをイメージして黒い羽根をつけています。渋谷とかで撮影することもありますが、外国の方にたくさん写真を撮ってもらえるので、インパクトがあるのかなって思っています」
―では、メンバーそれぞれの個性とかキャラを知りたいので、ほかのメンバーに語ってもらいましょうか。最初はみずほさんについて。
カイ「みずほは小学生の男の子っていう感じです。すぐにちょっかいを出すし、エスカレーターに乗る時、普通だったら一段空けたりするじゃないですか。でも、みずほちゃんは空けずにピッタリくっ付いてくるんです」
みずほ「たまに同じ段に乗ったりもします(笑)」
芽衣「うん、小学校の男子っぽい(笑)」

―カイさんはどんなキャラですか?
みずほ「カイちゃんは、お母さんみたいなキャラ。『みんな、引っ付いてもいいよ』っていう感じで包容力があるんです」
カイ「えぇ〜。『引っ付いていい』って言ってないよ(笑)」
芽衣「みずほちゃんが勝手に思ってるだけだと思うよ」
みずほ「そうかも(笑)。あと、カイちゃんは孫みたいなところもあります。カイちゃんだったら何をやってもいいよって思っちゃいます(笑)」
芽衣「うん、許されるタイプだね」
―次はノエさん。
芽衣「甘え上手な小型犬みたいな感じ」
みずほ「確かに!」
小島ノエ(以下、ノエ)「小型犬…。自分では思ったことなかったです」
芽衣「今年の5月に加入した新メンバーなんですけど、人なつっこいんです」
―一見クールに見えますが、実は人なつっこい性格なんですね。
芽衣「そうなんです」

―ノエさんは5月からの新メンバーということですが、もともとゼアゼアが好きだったんですか?
ノエ「はい。ライブもよく見ていましたし、好きなグループなのでオーディションを受けました」
―好きなグループに加入できるというのはすごいことだと思います。
ノエ「はい、うれしかったです。でも、好きだったゼアゼアのライブが見られなくなっちゃうという気持ちもありました」
―ファンからメンバーへと転身したノエさんから見た、ほかの3人はどういう印象を持っているのですか?
ノエ「みずほちゃんは、さっきも言われていたように小学生の男の子っていう感じでした。でも、メンバーになって一緒にいるようになってからは印象が変わって、今はちゃんと大人だなと思います」
みずほ「ありがとうございます!(笑)」
ノエ「カイちゃんは『未知の人』でした。今はすごく甘えさせてもらっています」
芽衣「カイちゃんはノエちゃんに甘いよね。私やみずほちゃんが『カイちゃん』って呼んでも返事してくれないけど、ノエちゃんが呼んだら返事しているし」
カイ「それは用事がないのに呼んでくるから」
芽衣「あ、そうだね。『カイちゃん』って呼びたいだけだったりするから(笑)」
カイ「だから答えないようにしているんです」
―最後、芽衣さんはどうですか?
ノエ「芽衣ちゃんはそのまんま、加入する前も、メンバーになってからも印象が変わっていません。ステージ上だけじゃなくて、普段も自分のことを『芽衣ちゃん』って言っていて、ずっとアイドルなんだと思いました」

―ここからは9月26日にリリースされたニューシングル「スナッキー」について聞かせてもらいます。
芽衣「はい。これまでゼアゼアの曲はダークなものが多かったのですが、今回の曲をいただいた時、アニメの主題歌になってもおかしくないくらいキャッチーな曲だなって思いました。お子さんも、おじいちゃんおばあちゃんでも『楽しいな』って思ってもらえる曲だと思います!」
みずほ「『わかりやすいロックだよ』と言われて曲を聴かせてもらったんですけど、『確かにこれはわかりやすい!』って思いました(笑)」
カイ「聴くとノリノリになります」
ノエ「私も好きです」
みずほ「いろんなアイドルの振り付けを担当されている竹中夏海先生が振りを付けてくれたんですけど、ライブで披露した時、手を上げて横に振るサビの部分をファンのみんながやってくれました」
芽衣「パッと見て、すぐにマネできる振り付けなので、一緒に盛り上がれます」

―歌詞の世界観はどういう印象を受けましたか?
みずほ「大人っぽいなって思いました」
芽衣「うん。私が歌うパートに『脱ぎ散らかした制服はポイ!』っていうフレーズがあるので、一つ大人になった心境を歌った曲なんだろうなと思いました。今、この曲が一番好きです。ホント、心が洗われる感じがするのでたくさんの人に聞いてもらいたいです」

―カップリング曲の「dignity」はどういう曲ですか?
みずほ「デモをいただいた時に聞いたら、ピコピコした(打ち込みの)サウンドだったので、マリオ(「スーパーマリオブラザーズ」)みたいだなって。でも、できあがった曲を聴いたら印象が変わりました。みんなの歌声が入って、楽器の音が入ったことで、マリオじゃなくなっていました」
カイ「なんか可愛い雰囲気だなって」
ノエ「私は可愛いというより、セクシーというか大人っぽいなと思いました」
芽衣「そうだね。セクシーでちょっと妖しい雰囲気があって。でも、振り付けでバキバキに踊ったりするんです。そういうところはかっこいいなって。なので、可愛さとセクシーさとかっこよさが詰まっている曲なんです。ラップのパートがあるのもこの曲の特徴ですね」
みずほ「今日、ここにいないれーれちゃんがラップの担当をしてるんですけど、すごくかっこいいんです!」
―「自分もやってみたいな」と思いませんでしたか?
みずほ「思いました(笑)。でも、今れーれちゃんがお休みしているので、ライブでは私とカイちゃんがラップしています。やりたいなと思っていたことができたので、私はそれで満足です!」
カイ「私、ラップをやってみて気付いたんですけど、(ラップに)向いてるなと思いました。れーれちゃんが帰ってきてからもやりたいです(笑)」

―年末にアルバムをリリースして、12月から1月にかけてライブツアーを行うということですが、どんなツアーにしたいですか?
みずほ「みんなで常に『今日のライブ、よかったよね』というのを更新し続けていけるツアーにしたいです。ライブ後に反省するんじゃなく、毎回『ゼアゼア最強じゃん!』って言えるライブにしたいですね」
カイ「せっかくのツアーなので、訪れる各地のたくさんの方に見てもらいたいです」
ノエ「はい。初めてのツアーなので、初めましての方を含めて、いっぱいいっぱい会いたいです」
芽衣「全国4都市、各都市を侵略して黒に染めます。それと、『また会いたいな』と思ってもらえるライブにしたいなと思っています」

取材・文=田中隆信

ウォーカープラス/週刊東京ウォーカー+編集長 野木原晃一
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