茅ヶ崎に残る老舗カレースタンドでなつかしのカレーを
横浜ウォーカー

創業時から変わらないレシピで作るまろやかなカレーはボリュームも満点
昭和の時代には何軒もあった茅ヶ崎界隈のカレースタンド。徐々に閉店をしていく店が増えた中で、今もなお多くの学生やサラリーマンの空腹を満たしてくれるのが「カレーハウスブータン」。約40年前の創業時から変わらないレシピで作るというカレーは、野菜やフルーツ、チャツネなどがたくさん入ったまろやかなルウが特徴。飾らない家庭のカレーのような、どこか温かみのある味が何度食べても飽きずにまた食べたくなるカレーとして長く地元民に愛されている。
その中でも人気なのがカツカレー。まろやかなルウとスプーンでも切れるほどの柔らかでサクサクのカツは相性抜群。普通盛りでもかなりのボリュームだが、スペシャルカツカレーはライス、ルウ、カツが倍なのに880円というコスパ抜群の一品。おなかが空いている時は無性に食べたくなる。


カウンターにはらっきょう、福神漬けも置いてあるほか、ゆで卵(60円)もカウンター上のところに置いて販売。ランチ時には平日はサラリーマンや学生、週末になると子供連れのファミリーが多くなる。味噌汁とサラダが付くのがまたうれしい。肩ひじ張らずに気軽に食べに行ける貴重な店だけに、これからも何年も茅ヶ崎で愛される店になっていくのは間違いない。
取材・文/瀧本充広