ラーメン官僚が選んだ今、注目の埼玉の新店「中華そば 136」
東京ウォーカー(全国版)
ラーメン官僚・田中一明がセレクトした、埼玉の注目の新店5軒。その中から今回は東松山にある「中華そば 136」を紹介する。
煮干し香るスープと背脂、自家製極太麺との競演

ラーメン官僚のお墨付きの一杯は「特製中華そば」(990円)。「繰り出す燕三条背脂煮干ラーメンは修業先の一杯を踏襲しつつ、スープを強く乳化させ、麺をより太くするなど、独創性もキラリと光る!」と語るこのラーメンは、煮干しが香る醤油スープとまろやかな甘味がある背脂、自家製極太麺の組み合わせが秀逸。なお特製は味玉、バラ海苔、チャーシュー1枚が追加トッピングされる。

春日部の「ジャンプ」で研鑽(けんさん)を積み、「中華そば ぎと家(や)」では店長を務めた遠藤勇さんが独立。遠藤さんが今までの経験を生かして作り上げるのは、自家製の極太平打ち麺とたっぷりの背脂が絡み合う燕三条系ラーメンだ。

「自分が作ったラーメンで、人に感動を与えたい」と思いを語る遠藤さん。店の看板メニュー「中華そば」はそんな強い思いを体現した一杯だといえるだろう。スープは丁寧に処理した大量のゲンコツと背ガラ、厳選した煮干しを使用し、時間をかけてじっくりと旨味を抽出したもの。煮干しを多めに使うことでスープをより濃厚に仕上げている。
加える背脂の量は「無し・少なめ・普通・中脂・大脂・鬼脂」の6段階から選べ、増すごとにスープにまろやかな甘味がプラスされていく。特筆すべきは切刃8番手という超極太の自家製麺。モッチリとした独特の食感は、濃厚なスープや背脂にも負けない存在感を放つ。さらに柔らかな厚切り肩ロースチャーシューとメンマ、タマネギがトッピングされ、人に感動を届ける一杯が完成する。

こだわりの切刃8番手を使う自家製麺は深夜に麺を打ち、半日寝かせることで弾力を生み出す。加水率は50%前後に調整し、モチモチとした食感を表現。さらに茹でる前に手もみを加え、独特の食べ応えを作り出している。

そのほかにも燕三条系に「ジャンプ」のDNAを融合させた「あぶらそば」など、個性的なメニューをラインナップ。「特製あぶらそば」(990円)は特製の醤油ダレと極太麺をよく混ぜ合わせることで、一体感のある一杯に。無料サービスの柚子七味マヨネーズで、自分なりにカスタムして食べるのがおすすめ。

遠藤さんは「今後もラーメンの中で、個性をもっと表現していきたい」と意欲をのぞかせる。これからのさらなる進化が楽しみな新店だ。
■中華そば 136 住所:東松山市加美町11-45 電話:非公開 時間:11:30~14:30、18:00~20:00(LO)、土日祝11:00~15:30(LO)※材料がなくなり次第終了 休み:なし 席数:20席(カウンター8、テーブル12※テーブルは子供連れ専用) タバコ:禁煙 駐車場:15台
ラーメンWalker編集部
この記事の画像一覧(全6枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
全国1300カ所のお花見スポットの人気ランキングから桜祭りや夜桜ライトアップイベントまで、お花見に役立つ情報が満載!
全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!
ゴールデンウィーク期間中に開催する全国のイベントを大紹介!エリアや日付、カテゴリ別で探せる!
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介