松本幸四郎も感激! 新しくなった南座で夜間ライトアップ始まる
関西ウォーカー
約2年9か月に及ぶ大規模な耐震補修工事を終えた南座(京都・東山区)は、10月9日(火)、南座発祥400年と11月の南座新開場を記念し、夜間ライトアップの点灯式が行われた。


点灯式会場には、こけら落とし公演を控える歌舞伎俳優・十代目松本幸四郎、照明を監修した世界的照明デザイナー・石井リーサ明里、松竹株式会社専務取締役事業本部長の武中雅人が出席。カウントダウンで、温かみのある光で美しく南座が照らしだされると、沿道から一斉に感動の声が上がった。

歌舞伎座(東京・銀座)、パリ・ノートルダム大聖堂やエッフェル塔のライトアップも手掛けた石井、南座では最新のPanasonicのLEDを使用し、大屋根・白い壁・破風などの日本建築らしさを強調し、南座周辺の感じに合わせた温かみと、日本の寺社で使用されている赤のような明かりのやわらぎのある白を再現したという。「歌舞伎を観る楽しさが中からじゅわっとにじみ出てくるような、そして、都市の中での新しい観光名所という両方の役割を果たしながら、皆様に愛されるライトアップになれば」と祈りを込めコメント。

松本は、改修工事期間中に南座を通ることがあったと言い、「真っ暗で寂しく感じ、早く南座に灯がともってくれることを待ち望んでいました」と明かした。11月1日(木)にこけら落とし公演「吉例顔見世興行」と、親子三代にわたる同時襲名披露を務める松本。「灯がともされたということは、本当に感動です。そして、そのまま、こけら落とし公演の責任を感じております」と身を引き締めた胸の内を語ってくれた。また、舞台や客席の具合を確かめ「舞台機構(演出効果用機器類)は、最新技術を使われた舞台機構に生まれ変わりましたので、色んな可能性がある場所」と期待感をのぞかせた。


森田直子
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