高橋一生「今、一輝を追うことに夢中!」 テレビドラマ『僕らは奇跡でできている』インタビュー

2018年10月9日 16:32更新

関西ウォーカー 高橋晴代

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10月9日(火)からスタートするカンテレの連続ドラマ「僕らは奇跡でできている」主演の高橋一生に作品の魅力、役どころなどについて話を伺った。

ドラマ「僕らは奇跡でできている」で主演の高橋一生

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今回演じるのはドラマの主人公は、半年前から動物行動学を教えている大学講師・相河一輝(あいかわかずき)。大好きな生き物のことになると没頭し、面倒なことは先送りしてしまうため、時間や大学のルールが守れない。興味のない話題だと人の話は聞かない、空気も読めない。周囲は戸惑い、イラッとさせられ、変わり者扱いするが、一輝はどこまでもマイペース。常識や固定観念にとらわれず、自分の好奇心に素直に従い、毎日を心豊かに過ごす彼の姿勢に、周囲の人々も次第に影響を受けていく…。

このユニークな主人公の一輝に「今、夢中になっている」と話す高橋一生。一輝に翻弄されるクセの強いキャラクターたちには、榮倉奈々、要 潤、小嶋一哉、田中 泯、戸田恵子、小林 薫ら演技派がそろい、コミカルでハートフルな世界観を作り上げる。

「僕らは奇跡でできている」

クランクインしたばかりの記者会見で、本当に楽しみながら撮影に臨む様子が伝わってきた。スタッフも出演者も楽しそうだから、きっと楽しいドラマになるに違いない。

【今の気持ちは?】

楽しくやらせていただいています。スタッフの皆さんが本当に楽しんでいらっしゃるので、その雰囲気が見てくださる方々にきっと伝わるんじゃないかと思っています。

【(一輝の友達)亀のジョージのこと】

ジョージという亀が出てくるんです。ヘルマンリクガメっていうんですけれど、この子がとにかくかわいくて(笑)。好奇心が旺盛で、まったく物怖じせずにグイグイ前に進んで行く。もう、見習いたいぐらいです。(田中)泯さん(一輝の理解者である祖父役)も、「好奇心には、すべてが詰まってるよね」とおっしゃっていて。やっぱり好奇心は大事だと思いました。

「僕らは奇跡でできている」10月23日放送の第3話より

【相河一輝を演じることについて】

今回は今までとは違う臨み方をしていて。相河一輝という人間を演じさせていただくことに、ものすごく集中しています。一輝は、どこにでもいる人だけれど、考え方が何物にもブレさせられない。そこを追って行くのに、僕が今、夢中になっているんです。今、僕の中で一輝がおもしろい。

一輝の生態みたいなものを皆さんに見ていただいて、どう感じていただけるかというところも、このドラマのひとつの側面でもあるので、楽しみながら、自分にもこういうところあるかもしれないと感じながらやっています。一輝と同じように、植物や生き物に興味があるのですが、自分の楽しみを役に投影しすぎてしまうと、僕になってしまうので、自分に似ているところは多々あっても、差異はつけていこうと思っていて。そのバランスは意識しています。

【一輝の魅力】

一輝は、人の言うことを聞いてない時もあるんですけれど、基本的に全部耳に入っていて、取捨選択しているんじゃないかと思います。曖昧になっている部分を即時に判断して、今自分に必要なものだけを取り入れている感覚が一輝にはありそうな気がしています。人を見ていないようで、人との距離感を常に考えているし、トライ&エラーが早くて、エラーすると次はどうしたらいいのかも考えている。ただ、それに集中し過ぎると、他のことがおろそかになってしまったり。真面目に生きている人間なんだと思います。その辺りは一輝を見習いたい部分でもあります。すごく集中して、すごく力を抜いて、自分の好きなことに没頭する。一輝の生き方は、一つの生き方としては正解だと思います。 

【一輝に夢中】

一輝は、とても興味深い人間。一輝の感覚として、自分の中に内包している物が唯一無二なんです。人間はどこか、周りと共感しようとするところがあるんですが、一輝は常に自分と共感し合っている。このエネルギーの違いがおもしろくて。

このドラマには、皆さんが見てくださる観点をちょっと変えてしまうようなおもしろさがあります。けれど、僕自身は一輝という人間に寄り添って行くことに今は夢中になりすぎていて、「一輝をやります!」という感じです(笑)。

【タイトルについて】

全くその通り、全部同意します、と思いました(笑)。奇跡で出来ているんでしょうね、みんな。普段はあまり気付かないですけれど、とてつもないタイミングで、仕組まれたかのようにすべてのものが存在しているんだと思います。

僕も含めて多くの人が、何かが足りないから、それを足していくという作業を日々している気がしていて。1回立ち止まる時に、全部足りているところからスタートできるのと、足りてないからそれを補充していく歩き方とでは、随分生き方が変わってくると思うんです。

僕はこの脚本をいただく前から、足りているという感覚を少しずつ持ち始めていたんです。最初から全部あるものをいかに大事に出来るかで、人間はとても豊かな人生になっていくという感覚があったので、このタイトルを頂いた時に、そういうことだと思えました。

【ドラマのおもしろさ】

今までのドラマの楽しみ方とはまたちょっと違う楽しみ方ができるドラマなんじゃないかと思います。主人公の成長譚ではなく、最初から全部足りているということを、多くの人が感じてくれれば。僕も一輝を通して感じていくことができればと思っています。

このドラマのおもしろさは、気付きをするのが主人公ではなくて、周りの人々というところだと思います。僕の周りにも、けっこうくたびれている人が多くて。最初から純粋に全部足りているという、そんな一輝の生き方に少しでも触れてもらえると、生き方が変わることがあると思うんです。ドラマの力って、きっとそういうことだと思います。一輝がひとことポツンと言ったことが、見てくださっている方の心に少しでも引っかかってくれれば。

「なんだかわかんないけど、不思議とおもしろい」「高橋一生が演じている役はイライラするんだけど、なんかおもしろいことを言ったな…」という感じで。今まで以上に、多くの人の声が聞きたいドラマです。

たかはしいっせい●1980生まれ、東京都出身。映画、ドラマ、舞台など、幅広く活躍している。近年の出演作に、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」をはじめ、NHK連続テレビ小説「わろてんか」など。また映画では「嘘を愛する女」、「空飛ぶタイヤ」ほか、話題作に多数出演。映画「億男」が10/19(金)公開

TVドラマ「僕らは奇跡でできている」10/9(火)放送スタート

毎週火曜21:00~21:54(カンテレ)  

脚本:橋部敦子 演出:河野圭太、星野和成、坂本栄隆

出演:高橋一生、榮倉奈々、要潤、児嶋一哉、西畑大吾(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)、矢作穂香、北香那、広田亮平、田中泯、トリンドル玲奈、阿南健治、戸田恵子、小林薫

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