野村周平と監督に、黒木華「姉弟の痴話喧嘩のよう」 大人気ミステリー原作の映画『ビブリア古書堂の事件手帖』大阪舞台挨拶
関西ウォーカー

累計680万部を誇る三上延の文芸ミステリーを実写映画化した『ビブリア古書堂の事件手帖』が、11月1日(木)より公開。10月10日(水)に大阪のTOHOシネマズなんばで特別試写会が行われ、主演の黒木華、野村周平、本作のメガホンをとった三島有紀子監督が登壇。登壇者全員が関西出身ということで、関西弁が飛び交う舞台挨拶となった。

鎌倉の片隅にある古書店『ビブリア古書堂』。たぐいまれなる本の知識や洞察力を持つ店主・篠川栞子(黒木華)と、ある出来事から本が読めなくなった青年・五浦大輔(野村周平)が共に2冊の古書に隠された秘密に迫る物語。

役と同じように野村は活字に苦手意識があるらしく「本を読まない」ときっぱりと発言。撮影中も古書堂のセットにテンションの上がっている黒木と監督の小説の会話に全くついていくことができなかったという。「いっぱい本がある」くらいの感想しか湧かなくて不思議な気分だったと話す野村。監督は「本を読まないと聞いてちょうどいいキャスティング」と言いつつ、それ以上に「野村さんは素直で、人に対して優しくて、ちゃんと色々なことを考えている。それが大輔というキャラクターにぴったりだし、素敵なことだと思う」と真面目な話に。すかさず野村は「監督も今日素敵ですよ」と軽口をたたくと、監督から「もうええねん、ホンマいらんわ」と呆れたツッコミに会場が笑いに包まれた。そんなやり取りに黒木は「現場でもこんな調子で、2人の姉弟の痴話喧嘩を見てるよう」といつも2人の近くで見ていたという。

黒木は「本が本という物体だけではなくて、時を超えて人と人を繋げて、その中で起こる人間関係の網の中を栞子さんと大輔さんが泳いでいくような映画になっています。鎌倉の風や古本の匂いを感じながら見ていただけたら」とアピールした。
桜井賢太郎
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