朝夏まなと、“始まりの劇場”である博多座で、宝塚退団後初主演となるミュージカル『オン・ユア・フィート！』を開催！

元・宝塚歌劇団宙組トップスターで退団後2作目で初の単独主演となる佐賀県出身の朝夏まなとが、2019年、開場20周年を迎える博多座の第一弾公演であるミュージカル『オン・ユア・フィート！』に登場する。本作は全世界での1億枚以上のレコード売り上げを誇り、数々のヒットソングを生み出して80～90年代にヒットチャートを席巻した「グロリア・エステファン＆ザ・マイアミ・サウンド・マシーン」のヴォーカル・グロリア・エステファンの、栄光と挫折の波乱万丈の半生を情熱と躍動のラテンミュージック＆ダンスに乗せて描くミュージカル。

『On Your Feet!』は、現在も全米で開演中であり、日本には今回初上陸となる作品。朝夏まなとはグロリア・エステファン役として主演する。現在も活躍中のアーティストを演じるにあたり朝夏まなとは「この作品は、現在もアメリカで上演中ですが、アメリカ以外での公演が初です。グロリアさんご自身も関わられているので、まさにノンフィクション。作品に込められた想いを日本語でもきちんと伝えられるように描きたい。根っからのラテンになれるように血を入れ替えて頑張ります(笑)」と意気込みを語った。

実際にアメリカでの公演を観て「舞台から放たれるエネルギーがすごくて、客席と舞台が一体となって盛り上がる公演でした。ストーリーも感動的ですが、彼女の楽曲が加わることで、心が震えるほど感動しました。最後には客席が総立ちでみんなで一緒に盛り上がって、歌おう！みたいなシーンがあって本当にエネルギッシュで楽しいステージでした」。

グロリア・エステファンという女性像については「幼い頃は歌が大好きだけど引っ込み思案という性格でしたが、後に夫となるエミリオに才能を見いだされて歌手になる。自分が好きなことを仕事にしたことで、色んな挫折や苦難に遭いますが、それに立ち向かって行く強さやエネルギーがあって、カッコイイ女性です。きっとお客様も素敵な生き方だなと思えるんじゃないかな」と憧れにも近い感情を抱いたようだ。

朝夏まなとも宝塚時代はトップスタートして数々の舞台に立ってきた。「事故にあって手術をして再起不能と言われるところまでいくのですが、彼女を精神的に立ち上がらせるのはファンの人の応援でした。そういうところは、気持ちがリンクする部分があります。自分の足で立ち上がってどんどん前に進んでいく彼女の姿は、私もそうありたいと思いました」と共感できる部分も多々あったようだ。

博多座で初主演の作品を行うことに「宝塚に入って、組に配属されて初めて出た劇場が博多座なんです。宝塚大劇場に組子として立つよりも前に、博多座公演に立たせて頂きました。なので宝塚時代に自分がトップになって博多座に帰って来られた時も感慨深かったですし、さらに卒業して最初の主演舞台をやらせていただけるのもご縁だなと思っています。博多座は私にとって始まり、スタートの劇場です。作品としても笑って泣いて、そして盛り上がれる熱い公演になると思います。日本公演では最後にお客様といっしょにペンライトを振りながら盛り上がるシーンもあるので、公演は1月ですが熱い熱い公演になると思います！」。朝夏まなとの熱い想いをのせて、ミュージカル『オン・ユア・フィート！』が博多を盛り上げてくれそうだ。

ミュージカル『オン・ユア・フィート！』は2019年1月4日(金)〜6日(日)まで博多座にて公演。

文乃