縄文時代までタイムトリップ!教科書で読んだ歴史を横浜で体感する

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横浜の歴史といえば、港町として栄えていたころの中区にスポットがあたることが多い。今回はそれよりはるか昔にさかのぼり、縄文〜古墳時代のムラの跡「横浜市三殿台考古館」、横浜最古の寺と伝わる「弘明寺」、明治時代に開園された「三溪園」を巡り、悠久の時の流れを感じながら歩いてみよう。

「横浜市三殿台考古館」で縄文〜古墳時代の復元住居を見学


3棟の竪穴住居は老朽化のため2019年春までに建て替えることが決まっている。約2か月の工期中は、取り壊しから完成するまでの過程を見学できるモデル=中村紗由紀


明治30年代に周辺で貝塚が発見され、1961(昭和36)年の発掘調査では縄文〜古墳時代の約270軒もの竪穴住居跡が見つかった。1966(昭和41)年に国の指定史跡となり、翌年に考古館が開園。遺跡と共に公開されている。

縄文・弥生・古墳時代それぞれの特徴を出した復元住居


展示室では 三殿台遺跡で出土した各種の遺物を公開している


活気ある商店街を抜けて「弘明寺」へお参りに


正面が銅板ぶきの本堂。1766(明和3)年の修復で、光慧上人が建立した当時の床板などの古材が使用されている


横浜最古の寺として知られる高野山真言宗の寺院。やがて寺名は町名、駅名になり、門前のアーケード商店街は下町のにぎわいを今も残す。毎月8の付く日は14:00〜「護摩修行」、3の付く日は11:30〜「聖天浴油供祈祷」などが行われる。

国宝、国指定重要文化財の十一面観世音菩薩立像が安置される本堂。心願成就、縁結び、子授け、金運の4種ある「巾着お守り」(700円)など各種お守りが並ぶモデル=中村紗由紀


仁王門右左には、横浜市の指定有形文化財である金剛力士像(仁王像)が安置


貴重な歴史的建造物が点在する「三溪園」


【写真を見る】内苑の池にかけられた、木造の屋根付きの橋「亭榭(ていしゃ)」


明治末期〜大正時代にかけ、横浜を拠点に財をなした実業家・原 三溪が1906(明治39)年に創設。自然豊かな日本庭園に、各地から移築した17棟の歴史的建造物が点在する。2007年に国指定名勝となり、庭園全域も文化財として位置付けられている。

「三溪園」の正門。門柱の位置も幅も当時のままだ。明治期から現在にいたるまで園内の自然、庭園、建造物がそのまま保存され、長年にわたり大切に守られてきたことがうかがえる


開園当時、ここで来園者にお茶が振る舞われていたという東屋の「初音茶屋」。現在は2月中旬〜3月上旬に行われる観梅会で、当時の茶釜をつるして麦湯をサービスしているモデル=中村紗由紀


どこも一見の価値ある横浜有数の歴史的名所。歴史を感じる小旅行に出かけよう!

横浜ウォーカー編集部

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