毎年熱狂する“渋谷のハロウィン”への本音とは?渋谷区観光協会に聞いた

東京ウォーカー(全国版)

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日本でも秋の風物詩としてすっかり定着したハロウィン。全国各地でさまざまなイベントが実施されるが、そんななか、毎年多くの人が集まり、“大盛り上がり”する場所として有名なのが渋谷だ。パレードなどが実施されるわけではないのだが、渋谷スクランブル交差点などは混雑極まる状況となり、2017年は交通規制が行われたほど。そこで今回は、渋谷区観光協会に、今年の混雑予想や対策などを聞いた。

渋谷のハロウィンMAP


――ハロウィンの時期に渋谷に人が集まるようになったのはいつ頃からかご存知でしょうか?

2~4年前くらいからだといわれています。仮装姿の若者たちが一夜限りの仮装パーティを楽しむために集まったりしているようです。

――今年の土日の10月27日・28日、本番の31日は、渋谷は混雑すると予想されますか?

昨年も混雑していたので同様に混み合うと予想されます。本番は31日ですが、昨年のことを考えると、土日辺りからポロポロと仮装した人などが現れるのではないかと思います。

――人混みや騒ぎ、清掃に関して何か対策はされているでしょうか?

渋谷区としては、翌朝の早朝に街を清掃する「ハロウィンごみゼロ大作戦」を実施したり、クリーンなハロウィンを呼び掛けるための「渋谷のハロウィンMAP」を作ったりしています。

――ハロウィンにあたって、渋谷で仕掛けていることはありますか?例えば川崎市の、街ぐるみで実施するハロウィンパレードのように、渋谷にはハロウィンイベントの主催者はいないのでしょうか?

イベントとは別に、渋谷区では、スクランブル交差点のコンビニを中心に、アルコール瓶の販売自粛要請を行っています。これは、酔っぱらって瓶を割ってしまう方やその割れた瓶により、路上に倒れた方、ゴミ拾いの方などが、ケガをされてしまうからです。

何かイベントをやろうという概念は現在ありません。渋谷ではハロウィンで集客をしようとしているわけではなく、自然発生的に人が集まっているんです。ハロウィン時に渋谷でイベントがあるわけではないので「行く場所がない」ということで、街にたむろしている方もたくさんいるようです。

それにより商店街、町会などで被害も多く発生しており、区民からの苦情も寄せられています。どちらかといえば、あまり集まってほしくないというのが本音かと思います。ただ、このような現象も一つの文化と捉えると、今後規則を持ったうえで居場所を作り、その中でイベントをすることも良いことなのかもしれません。とはいえ、それには商店街や町会との意見交換や同意が必要になります。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けても、何か対策しなくてはいけないとは話しているところです。

Raira

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