倉科カナ「絶対に見る価値のある作品です。大切な人を見つめ直すきっかけになればいいなと思っています」

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倉科カナさん主演の映画「あいあい傘」が公開


映画「あいあい傘」で主演を務めた倉科カナさん


 10月26日、倉科カナさんが、TOHOシネマズ日比谷で行われた主演映画「あいあい傘」の初日舞台挨拶に、市原隼人さん、立川談春さん、原田知世さん、宅間孝行監督と共に出席した。

 「あいあい傘」は、宅間監督が主宰していた「東京セレソンデラックス」の舞台作品を映像化したもので、25年前に生き別れとなってしまった父と娘の切なくも心にしみる5日間を描いた物語となっている。

 倉科さんは主人公のさつきを、さつきの父・六郎を談春さん、六郎の新しい家族である現在の妻・玉枝を原田さん、さつきが宿に向かう途中で出会ったテキ屋の清太郎を市原さんが演じている。

【写真を見る】映画「あいあい傘」主演の倉科カナさん


 公開初日を迎え、倉科さんは「自分の手を離れていく今日を迎えられて、うれしいけれど、少しさみしくもあります。これからは見てくださる方が『あいあい傘』を育ててくれるんだなと思って、我が子をみなさんに託すような、うれしいようなさみしい気持ちです」と語った。

 倉科さんにとってどういう作品になったのかを聞かれると「父がいなかったという境遇が一緒で、その過去は負の要素でもあったりしたのですが、その要素を糧として、いい思い出に変えることができたので、私自身、すごく救われた作品になりました」と、自身をさつきと重ね合わせた気持ちを答えてくれた。

「自分の手を離れていく今日を迎えられて、うれしいけれど、少しさみしくもあります」


 監督を務めた宅間さんは「映画というのは、企画されてもポシャったり、撮っても公開されなかったりすることもあります。この作品はキャスト、スタッフ一同、細かいところまでこだわって作りました。僕の映画の楽しみ方として、好きな映画は何度も見たりしますので、ちょっとでもいいなと思ったらまた劇場に足を運んでいただきたいですし、2度3度と見てもらって、いろんな思いを巡らせたり、その思いを周りの方に伝えていただければと思っています」と、この作品への熱い想いを伝えた。

玉枝役の原田知世さん


 完成した作品の印象的なシーンを聞かれた原田さんは「カナちゃんが(酒販売業の社長役の)トミーズ雅さんと話してる場面にホロリとしました。これだけじゃなく、見どころがたくさんありますので、じっくりと受け止めてもらいたいです」とコメント。

(写真左から)舞台挨拶に登壇した原田知世さん、立川談春さん、倉科カナさん、市原隼人さん、宅間孝行さん


 最後は倉科さんが「絶対に見る価値のある作品です。たくさんの方に暖かい明かりが灯ればいいなと思いますし、自分の周りの大切な人を見つめ直すきっかけになればいいなと思っています。これからは私たちの手を離れてみなさんに育てていただく形になりますので、ステキな作品に育っていくことを願っています」というコメントで締めくくった。

 映画「あいあい傘」はTOHOSシネマズ日比谷ほか、全国公開中。

映画「あいあい傘」は現在公開中


取材・文=田中隆信

ウォーカープラス/週刊東京ウォーカー+編集長 野木原晃一

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