映画「君が踊る、夏」主演・溝端淳平、木南晴夏インタビュー「初めて“役者”が楽しいと思えた」
北海道ウォーカー
9/11(土)より全国公開の「君が踊る、夏」。高知を舞台に、実話をもとに描くさわやかな青春ドラマだ。「よさこい祭り」に参加したいという難病の少女の願いを叶えるため、奔走する青年・「新平」を溝端淳平、「新平」に思いを寄せながら難病の妹のため高知に残る女性・「香織」を木南春夏が演じている。公開に合わせて札幌でキャンペーンを行った二人に、映画について聞いてみた。
-「DIVE!!」、「赤い糸」(ともに’08)など、溝端さんにとっては今回で5本目となる映画作品。出演してみての感想は?
溝端「主演ということもあって、最初は『自分が引っ張っていかなきゃ』、っていう思いが強かったんですけど、最終的には監督や高知の人たち、みんなに支えられて成り立った作品だったなと思います」
-ストーリーの軸になっているのは、全国的にも有名な高知のよさこい祭り。練習もかなりハードだったようですが…
溝端「よさこい祭りは高知の人たちにとって大きな誇りだと思うんです。なので、地元の人の映画にかける熱さ、真剣さにプレッシャーも感じました。纏(まとい…2mほどある旗)の練習では、僕を発奮させるために共演の五十嵐(隼士)くんの進み具合を常に先生が伝えてくれて。負けてられない!って頑張れましたね」
-最近だと「20世紀少年」(’09)の小泉響子役も記憶に新しい、木南さん。今回は妹役の大森絢音(あやね)ちゃんとも息の合った姉妹役を演じていましたが、役作りとして意識していたことは?
木南「“香織”という人間はいろんなものを抱えているし、自分のことより周りを優先させる女性だったので、我慢したり、気持ちをおさえたりすることが多くて…どう演じればいいか、すごく悩みました。撮影中もなかなか気分が晴れることはなかったんですね。ただ、妹役の絢音ちゃんには、最初に“本当のお姉ちゃんになってくれる?”って言われて、すごく嬉しかったです!とっても癒されましたし」
溝端「いいなぁ。自分は“お兄ちゃん”というより、“お父さん”って思われてたみたいですから(笑)。でも、確かに10歳離れていると妹というより娘みたいな感覚でしたね」
-“新平”は夢を叶えるため上京したものの、なかなかうまくいかず、帰郷するかどうか悩んでいます。逆に、溝端さん自身はこれまでずっと順風満帆にきているかと思いますが…
溝端「そう思えるのは最近になってからです。それまでは、最初の1~2年ですべての運を使い果たして、地元に帰ることになるんじゃないかって本気で思ってましたから。芝居をしていても、周りからどう見られているか、っていうことばかり気にしていて…。でも、今は何より先に自分がどう演じたいのか、どう見せたいのかを考えてやっているので、そこから監督や共演者とのコミュニケーションも生まれて、役者が楽しいと思えるようになってきました。だから、今回の撮影が終わったとき、初めてホッとしたというか、役者として充実感をちゃんと感じられましたね」
【PROFILE】
みぞばたじゅんぺい●1989年、和歌山県生まれ。第19回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞。映画「赤い糸」(’08)で日本アカデミー賞新人賞を受賞。映画「NECK」(’10)ほか、ドラマ・CMでも活躍中
きなみはるか●1985年、大阪府生まれ。第1回「ホリプロNEW STAR AUDITION」でグランプリを獲得。ドラマ「銭ゲバ」(’09)、映画「20世紀少年-第2章-最後の希望」(’09)ほか、ドラマを中心に活躍中
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