若月佑美(乃木坂46)「最後の最後まで乃木坂46として舞台ができたことがすごくうれしくて、何か未来が見えたなって少しだけ思っています」
東京ウォーカー(全国版)
舞台「鉄コン筋クリート」開幕


11月18日、舞台「鉄コン筋クリート」が天王洲 銀河劇場で初日を迎えた。本作は、1993年から1994年にかけて「週刊ビッグコミックスピリッツ」に連載された松本大洋さんのマンガの舞台化作品。懐かしさと危険な空気が混在する街「宝町」で暮らす2人の少年、クロとシロがお互いを補完しながら生き抜く姿が描かれている。

初日公演に先駆けて、ゲネプロ(最終通し稽古)が公開され、クロ役の若月佑美さん(乃木坂46)とシロ役の三戸なつめさんが会見を行った。

初日を迎えた気持ちを聞かれると、若月さんは「ついにこの日が来たか!という感じです。私自身、すごく好きな作品ですし、乃木坂46としての最後の作品なので、ここに一つかけて頑張ろうと思います」と、三戸さんは「今はニヤニヤしちゃいます(笑)。早くみんなで作り上げたものを、お客さんに見てほしいなと思っていて、すごく楽しみです」と答えた。



少年役を演じることについては、若月さんは「私はうれしかったです。役としていただいた時、もともと持っていた女性という性別がありますが、まさかそれを超える日が来るとは、と。少年という場所が、女性と男性の狭間にいる存在なのかなって思いましたので、いいところに自分の女子としての場所が働けばいいなと思いました」と話し、「私は女性ですけど、男の子の役を演じると聞いた時、何の違和感もありませんでした。シロが大好きですし、私が(シロを)演じたいと思っていましたから」と三戸さんもうれしい気持ちを語った。


続いて、若月さんは「初めてちゃんとアクションに挑戦させていただきました。クロはいろんなところで戦って、誰かを、街を守ろうと頑張っているので、そこを見てほしいです」と、三戸さんは「シロは表情がいろいろ変わったり、変顔している時間がめちゃくちゃ多かったり、歌ったりしていて、それがシロらしいなと思いますので、そういうキャラクターを楽しんでもらいたいです」と、それぞれの演じる役柄の見どころを伝えた。




乃木坂46として最後の舞台出演になることには、「自分が卒業してからやりたい場所がお芝居というところなので、最後の最後、ギリギリまで乃木坂46として舞台ができたことがすごくうれしくて、何か未来が見えたなって少しだけ思っています」




最後は若月さんが「3つのおすすめポイントがあります。一つは、舞台のセットがとてもユーモアに溢れていて、かっこよくて、座ってそのセットを見ているだけでも面白いので、劇場に来て、見ていただきたいと思っています。2つ目は、舞台ならではのクロとシロの関係や物語があるので、そこに注目してもらいたいです。3つ目は、『宝町がそこにある』と思っていただけるほど、素晴らしいキャストの皆さんが世界観を作り上げてくださっているので、演劇としても、お芝居としてもとても面白い作品になっています。ぜひ劇場に足を運んでもらえるとうれしいです」というメッセージで会見を締めくくった。


舞台「鉄コン筋クリート」は11月25日(日)まで天王洲 銀河劇場で上演。
取材・文=田中隆信
ウォーカープラス/週刊東京ウォーカー+編集長 野木原晃一
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