日本人男性の切ない“おこづかい”事情…月3万円でもへそくりに

東京ウォーカー(全国版)

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クロスマーケティングが世界主要7か国を対象に行った「男性の消費調査」の分析結果が発表され、日本人男性の“おこづかい事情”が明らかとなった。それによると、やはり“消費”にまつわる日本人男性の意識や環境は他国と比べて大きな隔たりがあることが改めて浮き彫りになっている。

気になるおこづかいの額は実収入や共働きなどの収入機会によって異なってくるが、日本の「年収に占めるおこづかい率」は6%。年収が600万円とすると毎月3万円のおこづかいとなる計算だ。他国を見てみるとイギリスは12%と日本の倍、最も高い中国では34%にも及んでいる。

では「増減額」ではどうだろうか。好景気の中国では半数以上が増えたと回答し生活の活気がうかがえるのに対して、デフレの日本では「去年より減った、変わらない」とする人がほとんどで、増えた人は極めて限られている。

また、“おこづかい”といえば、財布の紐を奥さんに握られている姿を容易に想像できるが、結果はやはりその通り。特に東京近郊に住む人の半数近くはそのような環境にあり、懐具合が寂しい傾向にあるようだ。日本人の半数近くは奥さんに収入のすべてを渡すというから、それも仕方がないことかもしれないが、他の国では20%前後の比率となっている。

一方、「おこづかいの使い道」には面白い傾向が現れている。各国とも配偶者や家族との「旅行」や「プレゼント」が上位を占める中、日本と中国では、「貯蓄、へそくり」が第9位。これは欧米諸国では見られない傾向でアジア国の特質のようだ。

ところで、おこづかいが増えればどのように使いたいと思うのだろうか。どこの国であっても家族との旅行やプレゼントが上位を占めているが、欧米諸国はコンサートや観劇代など文化的なものへの消費がベスト10内にランクイン。日本はというと「文化消費」のランクインはなく、「趣味の道具代」「株などへの投資」が5位以内に入っている。つまり、不況下の日本では少ないおこづかいの範囲内で“なんとかやりくりせざるを得ない”だけに、「余裕ができれば、自分のために使いたい」という反発した欲求が強いのかもしれない。【東京ウォーカー】

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