世界が香川に注目!? アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2010」に潜入!【Vol.3】 小豆島・男木島・女木島でマストなアート&グルメをいいトコ取り!
東京ウォーカー
2週に渡ってお送りしてきました『瀬戸内国際芸術祭』レポートも今週でラスト!最後にご紹介するのは、“鬼ヶ島”の名称で知られる女木島(めぎじま)、女木島のすぐお隣にある男木島(おぎじま)、そして瀬戸内海屈指のビッグアイランド、小豆島(しょうどしま)の3つの島のオススメスポットをピックアップします!
まず最初にご紹介するのは女木島。ここでの注目のアートは、その昔、瀬戸内海を荒し回っていた鬼(実際は海賊)がねぐらにしていたといわれる人工洞窟に設置された、『鬼合戦、あるいは裸の桃の勝利』。ひんやりとしたうす暗い洞窟に、真ちゅうワイヤーで造られた人間がたたずむ様は、かなりミステリアスです。ほか、女木島で見逃せないのが、今回のプロジェクトで特に変わりダネの作品として登場した『ファスナーの船』。会期中はこのユニークな船が高松港周辺を運航するので、こちらもチェック!(運航状況は要確認)。
女木島のすぐ隣りに位置する男木島では、港でこの島の玄関的アート『男木島の魂』がお迎え。このほか旧家や蔵を利用した作品や、民家を縫うように繋がる細路地の、ちょっとしたところにも作品が隠れているので、お見逃しなく! ここでは見るだけでなく、鑑賞者が実際に現場で制作を体験できる『想い出玉が集まる家』や、高松出身のアーティスト集団が、島のおばあちゃんたちが使うオンバ(乳母車)を直して作品にしてしまうプロジェクト『オンバ・ファクトリー』など、島で暮す人々とこの島に訪れた人々との“繋がり”が感じれられるものがたくさんあります。そして、この島でぜひとも味わって欲しいのが、「想い出玉が集まる家」に併設された「Dream cafe」の『めおんバーガー(580円)』と『讃岐のドリームパフェ(400円)』。めおんバーガーは瀬戸内の小魚がたっぷり入ったジューシーなカツと、男木島の特産である落花生と干しエビの自家製ソースが好相性!讃岐のドリームパフェは、香川名物のカラフルなお嫁さんの菓子“おいり”を散りばめいて、見た目もかわいいんです♪
急斜面の集落にアートが点在しているため、坂を登ったり階段を上ったり下ったり…と、とにかく体力勝負な島ですが、断言します! この島の高台から望む瀬戸内海の景色は、瀬戸内の島々随一の美しさ! さらに体力に自信のある方は、歴史ある石造りの灯台が海を望む『男木島灯台』まで足をのばしてみてはいかがでしょう。らくちん派には、レンタル電動自転車もあるのでご安心を!
最後は小豆島。ここでは『わらアート』や、竹で造られた宮殿のような建造物『小豆島の家』など、田園風景が広がる広大な敷地を使った大掛かりなアートが見どころです。そのほか、廃校を利用した『土と生命の図書館』といった、海と山と街を繋ぐアートが点在します。とても大きな島なので、移動はバスかタクシーで。 今回のアートプロジェクトには『アートで瀬戸内の島々を元気に!』という大きなテーマがあります。アート鑑賞はもちろん、美しい瀬戸内海の眺望や島民の元気であたたかい笑顔を、ぜひ実際に味わいに訪れてみてくださいね。
【東京ウォーカー】
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