「理想的なキャスティングができた」戸次重幸ソロプロジェクトのテーマは“不老不死”
九州ウォーカー
TEAM NACSの戸次重幸が「TEAM NACS SOLO PROJECT」を約5年ぶりに実施。作・演出を戸次自身が手がけ、本郷奏多、青柳翔、前野朋哉、吉沢悠ら豪華キャスト陣が出演。福岡では、2019年2月16日(土)・17日(日)の2日間、福岡国際会議場メインホールにて公演を行う。上京してからの演出は初という戸次重幸に新作についてインタビューをした。

―――前回のソロプロジェクトではご自身が書かれた小説をもとにした一人芝居でしたが、今回はどのように脚本を書き進められたのでしょう?
戸次「3年前にTEAM NACSの本公演の『悪童』で古沢良太さんに脚本を書いて頂いたのがワンシチュエーションで男5人の物語でした。その直前にも古沢さん脚本の舞台『趣味の部屋』に出演させて頂いていて、実はそれもワンシチュエーション、出演者5人の芝居だったんです。ワンシチュエーション、5人芝居で古沢良太さんの脚本というのが2つ続き、どちらもおもしろかったのですが、僕も脚本を書くので、同じようにワンシチュエーション、役者5人という縛りの中で、どういうものが作れるだろう?と、試したい持ちが沸々と湧いて、書いてみようと思ったのがきっかけですね」
―――今作のテーマは“不老不死”ですね。これをテーマにしたきっかけは?
戸次「不老不死がテーマの作品は、昔からたくさんあって、比較的ポピュラーな題材だと思うんです。でも作家が変わると、それをどう表現するのかが大きく変わる。僕が描くとこんな作品になるんだということを作りたかった。もうひとつ、結婚して家族ができたことが大きいですね。家族ができて思ったのは、人が生きている長さではなくて、死ぬ順番が大切なんだと思い始めました。自分が大切だと思う人よりも先に死ぬことが一番幸せなことだと気づいたんです。そこで、もし死なないとしたら、どうなるだろう?それが“不老不死”を考えるきっかけでした」
―――今回は演出まで手掛けられますが、どんなイメージをお持ちですか?
戸次「30歳で活動の幅を全国へ広げてから、ストレートプレイでの演出は初めてなんです。いつか自分の想定以上におもしろい脚本が書けたら自分で演出をしようと決めていました。手前味噌ですが(笑)、今回はそれができたと思っているので、満を持しての演出をさせていただきます!」

―――出演者が豪華ですね!
戸次「キャスティングのテーマは“僕がうらやましいと思うくらい気持ち悪い芝居をする人たち”です(笑)。登場人物が全員サイコパスなので、表面上は笑っているけど、本当は楽しいから笑っているんじゃないだろうと、観る人の想像をかきたてる方々。あくまでも僕が観客として見た彼らの印象ですが、人に何かを勘ぐらせる演技をする俳優に僕自身も憧れるところがあるので、本当に理想的なキャストに集まっていただけてうれしいです」

―――最後に公演を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします
戸次「5年ぶりのソロプロジェクトです。今の私・戸次重幸のやりたいことが150%詰まっている。そんな舞台になっています。難しいことはないので、気軽に観て頂いて、観終わったあと何か感じてくれるものがあったら幸せです」
TEAM NACS SOLO PROJECT 戸次重幸「MONSTER MATES」は2019年2月16日(土)〜17日(日)福岡国際会議場メインホールにて開催!
文乃
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