内木志さん(NMB48)「恋愛シーンが多いので、ファンの人が嫉妬するかもしれません(笑)」
東京ウォーカー(全国版)
内木志さん(NMB48)が舞台に初挑戦!

エグスプロージョンのまちゃあきさんが演出を、家城啓之さんが脚本を手掛ける舞台「KAKERU」。セリフがなく、ダンスと音楽と映像で見せるこの作品に、内木志さん(NMB48)が出演する。今年の「AKB48 53rdシングル世界選抜総選挙」で54位に大躍進するなど、注目度が高まる中での初舞台。どんな思いで挑もうとしているのかを、演出のまちゃあきさんとの対談スタイルで語ってもらった。

―内木さん、舞台「KAKERU」への出演が決まった時はどんな気持ちでしたか?
内木「以前から舞台をやってみたいなと思っていたので、うれしかったです。ノンバーバル(言葉を用いないこと)で、セリフなしということで、初めての舞台がこんな難しい作品ですごく緊張するんですけど、この舞台での経験をNMB48での活動に還元できるようにしたいなと思いました」
―舞台「KAKERU」はどんな作品ですか?
まちゃあき「セリフのないお芝居なんです。ダンスと音楽で構成されている作品だと説明すると皆さんビックリされるんですけど、僕はもともとダンサーなので、セリフのない世界が当たり前で、僕的には特別なことではなくて、いつものことなんです」
―体全体で表現する感じでしょうか。
まちゃあき「言葉で説明すると、すごく前衛的なことをやりそうな感じに思われるので、『ミュージックビデオのようなものだと思ってください』とよく言っています。それが一番わかりやすいかなって思いますね。全然難しくないので、『トムとジェリー』を見る感覚で楽しんでもらいたいです」
―言葉がないと、見る人のイマジネーションが広がると思いますし。
「そうですね。見終わった後で、お客さんにストーリーを説明してもらったら、きっとみんな違ったことを言うんじゃないかなって。それがこの作品の良さだと思います」

―NMB48のメンバーの中にお芝居経験者もいますが、相談とかしましたか?
内木「はい。ノンバーバルの作品に出られてた先輩が2人いたので、どういう動きをすればいいのか聞きました」
まちゃあき「どんなアドバイスをもらったん?」
内木「『動きを大げさに』って」
まちゃあき「確かに重要なことですね。ここちゃん、初舞台が変な作品でごめんね(笑)」
内木「いやいや、すごく楽しみです!」
―内木さんは今年の選抜総選挙(AKB48 53rdシングル世界選抜総選挙)で54位と大きく飛躍しましたし、さらに注目度が高まっているところでの初舞台ですね。
内木「ありがとうございます。グループ活動と違ってひとりなので新鮮な気持ちで頑張ろうと思います」
―内木さんが演じる「ツバメ」はどういう人物ですか?
内木「キャピキャピしてて、素の自分とは正反対のキャラクターです。ツバメが住んでいる村の人たちはみんな特殊な能力を持っているんですけど、ツバメは回復させる能力があります。ハンドパワーで(笑)」
まちゃあき「ある村に、主人公のカケルが偶然迷い込んできたところから物語が始まるんですけど、その村が能力が使える村なんです」
―共演者との稽古の雰囲気は?
内木「いつもお菓子とか持ってきてくださるので、パーティーみたいになってます(笑)」
まちゃあき「共演者の中で、一番面白い人は誰ですか?」
内木「九十九役のA-NONさんです」
まちゃあき「やっぱり(笑)」
内木「すごくホンワカしてらっしゃる方なんですけど」
まちゃあき「A-NONは世界一のダンサーで、踊ったらかっこいいんですけど、普段がふざけ過ぎていて(笑)。みんなA-NONのトリコですね」
―そのギャップにやられる感じですね(笑)。
まちゃあき「ギャップ萌えです(笑)」
内木「A-NONさんをはじめ、これまでは接点がなかった方たちとご一緒できるので、学ぶことがたくさんあります」

―舞台に出るにあたって、筋トレをするとか、何か始めたりしましたか?
内木「ダンスがあるので体力をつけないと、と思っています(笑)」
まちゃあき「まだやってないんかい(笑)」
内木「はい(笑)。でも、できるだけ歩くようにしています。あと、ダンスをすると体力やエネルギーを消費するので、ハンバーガーとかを食べています」
まちゃあき「こういう舞台をやると、稽古をするたびに体が引き締まっていくので、たくさん食べても大丈夫ですよ」
―もう稽古が始まっていますが。
内木「はい。踊ったり、確認したり」
まちゃあき「確認?どういうこと?(笑)」
内木「ツバメがダブルキャストで、12月8日のプレ公演は藤井菜央さんなので、藤井さんの稽古を見ながらいろいろ確認させてもらっています。ダンスの振りを教えてもらったりもしています」
まちゃあき「あ、そういうことね(笑)。ダンスの舞台とは言いますが、ストーリーを一番重要視していますので、それにダンスとか身体表現が付いてきていると思ってもらえれば」
―そうなんですね。例えば、ミュージカルでもずっと歌っているわけじゃなくて、歌とお芝居がバランス良く混ざっていますから、この作品もお芝居とダンスがそういう感じで混ざっているんですね。
まちゃあき「そうですね、そんな感じです」

―内木さんに会ってみての印象はいかがでしたか?
まちゃあき「まず、大人しいなって思いましたね。他の出演者の稽古が進んでいた中で、途中から参加した形になったので、最初は大変だろうなと思いましたけど、キャストがみんなが積極的に声を掛けて、すぐにここちゃんも馴染んだような気がします。ダンスもすぐに覚えてくれるので、そこは心配してません」
―内木さんはまちゃあきさんに会って、どういう印象を受けましたか?
内木「『本能寺の変』とか、テレビでずっと見ていたので、一緒にお仕事できると決まって、すごくうれしかったです。私はチームNなんですけど、チームMの『四字熟語ガール』っていう楽曲の振り付け師さんなので、先生っていう印象です」
まちゃあき「『四字熟語ガール』の振り付けで、“目つぶしダンス”って、ちょっと変わった振りを付けたんですよ。『本能寺の変』って、僕の中では有名動画だと思ってるんですけど、NMB48のチームMのみんなが『本能寺の変』のまちゃあきさんが振り付けをしてくれたというのは一言もなく、『振付師の先生』ってずっと言われてました。ちゃんと自己紹介しておけばよかったなって。ちょっとさみしかったです(笑)」
内木「私は知っていたので、『チームM、いいなぁ』って思っていました!」
―内木さんは19年1月12日(土)のシアターサンモール公演が初日になりますから、ここからの1カ月が勝負ですね。
内木「はい!」
まちゃあき「ここからは僕が鬼の演出家になるかもしれません(笑)」

―見どころは?
まちゃあき「昨日思い付いたんですけど。ストーリーを重要視しているので、キャッチフレーズとして『あなたはどの愛に共感できますか?』というのが自分の中で一番しっくりきています」
―テーマは“愛”なんですか?
まちゃあき「はい、愛しかないかもしれません。男女の愛だけじゃなくて、いろんな愛があります」
―内木さんはどういうところに注目してもらいたいですか?
内木「恋愛シーンが多いので、ファンの人が嫉妬するかもしれません(笑)」
まちゃあき「ここちゃん、それはうまく説明してくれないと。『これは私のやりたいことなんだ』と」
内木「はい(笑)」
まちゃあき「これまで、何かお仕事で男性とそういうシーンがあったことは?」
内木「ないです。でも、お芝居に真剣に向き合っているので」
―「ここちゃんも大人になったんだね」と暖かい目で。
まちゃあき「そうですよ。21歳ですし、新しいここちゃんが見られるという意味でも」
内木「はい、そう思ってもらえるとうれしいです。あとはダンスですね。NMB48でもダンスがありますけど、この作品だとまた違った種類のダンスだったりするので、普段使わない筋肉を使って、筋肉痛になりました(笑)」
まちゃあき「ダンスの種類がたくさんあるので見ごたえがあると思います」
内木「大阪公演もあるのがうれしいです。YES THEATERは『夕方NMB』(Kawaiian TV)という番組を収録している場所なので、ちょっと安心感があります」
―2019年、内木さんにとって、さらなる飛躍の年になりそうですね。
内木「はい、頑張ります!」
撮影=石塚雅人 取材・文=田中隆信
ウォーカープラス/週刊東京ウォーカー+編集長 野木原晃一
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