「瀬戸内国際芸術祭」で話題を集めた「ファスナーの船」が隅田川を初就航
東京ウォーカー(全国版)
12月14日(金)から28日(金)にかけて、隅田川・吾妻橋~桜橋の川岸付近にて「ファスナーの船」が期間限定で運行される。

「ファスナーの船」は、平成29年度文化庁文化交流使に就任するなど、海外各都市を巡る国際的アーティスト・鈴木康広が制作。

水面をカンバスとし航跡波を描きながら進む姿を、金具がスライドして布を開くファスナーに見立てた本作品は、鈴木氏が飛行機から東京湾を眺めていた際、とある船がふとファスナーの金具に見えたことからアイデアが生まれたという。
「ファスナーの船」プロジェクトは2004年にラジコンの模型からスタート、2010年には瀬戸内国際芸術祭にて、実際に船長が操縦する作品として公開され、大きな話題を呼んだ。そして今回、都市の河川では初めて就航する。
「ファスナーの船」は、浅草駅から徒歩すぐの吾妻橋から桜橋間を往復。川岸や墨田区役所前からも閲覧可能だが、橋の上からの方がよりファスナー感が分かりオススメだ。

この就航を記念し、隅田川沿い・蔵前にあるリバーサイドカフェ「シエロ イ リオ」では、葛飾北斎の名所浮世絵「冨嶽三十六景」の1図である「凱風快晴」(赤富士)をイメージした限定スイーツ「ふじりんごの包み焼き」(750円・税別)を提供。ファスナーの船が店舗付近を通る時間(11時45分~11時55分ごろ、および14時5分~14時15分ごろ)前後のカフェタイムに、一緒に楽しんでみてはいかがだろうか。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、隅田川の歴史的価値を世界に発信することを目的に実施している「Edo→2018 すみだ川再発見!『ふねと水辺のアートプロジェクト』」の第3弾となる「ファスナーの船」の運航。隅田川の新しい一面を見に訪れてみてはいかがだろう。
【鈴木康広氏コメント】今回、開く隅田川はいつの時代にもそこに住む人々の生活に欠かせなかった歴史的水脈。現在の東京を映す隅田川の水面を開くことで、都市の深層に流れる記憶を呼び覚まし、隅田川の新鮮な見方が生まれるきっかけとなれば嬉しいです。
【ウォーカープラス編集部/PR】
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