季節によって変わる旬の食材!黒門市場に“冬の旬”を探しに行ってみた
関西ウォーカー
四季が豊かな日本では、「旬」といって、その季節ごとに美味しく食べられる食材があります。台湾人リポーターは、特に季節によって食べられる海の幸が変わることにビックリしたそうです。そこで今回は、“大阪の台所”の名称で知られる「黒門市場」で冬の旬を満喫しにいきました!

「ほんまもん」を扱うとしてるだけあって、そこに並ぶ食材は新鮮で立派なものばかり。なので、老舗料亭の板前さんも毎日欠かさずここへ食材を買い付けに来るんだとか。歩いているだけでいろいろなお店があり、さらに、普段目にすることができない食材が並んでいるので、見ているだけでワクワクしますよね。
さっそくカニやタコ、美味しそうな冬の食材を発見!

そんな中……「凄いのが泳いでる!」

リポーターは数々の“冬の旬”の中でも、特にこれを見つけた時に興奮!

いけすで沢山泳いでいる河豚(ふぐ)!これぞ冬の味ですよね。「日本のふぐの8割は大阪で消費されている」なんて日本人の私もビックリする事実。
ちなみに、リポーターは当時日本に来て4年、まだ一度もふぐを食べたことがなかったので、お店の方にいろいろお話を聞きました。
まずは食べ方。

身や皮をお鍋やお刺身にして食べるのが主流。白子と呼ばれる精巣部分も湯通ししたりして食べます。
そしてさばき方。ふぐは肝臓や目、卵巣に毒を持つ魚。しかも、その毒には解毒剤がありません。そのため、素人がふぐをさばくことはできません。ですから、店頭には毒を持つ部分がちゃんと処理された状態で並びます。
また、ふぐをさばくためには、各都道府県が定める試験に合格し、ふぐ調理師の免許を取得する必要があります。お話を聞いたお店の方も、もちろん免許を持っているそう。

では、そこまでして日本人、特に大阪人がふぐを愛する理由は何なのでしょうか。その理由はたった一つ。
「おいしいから」

ふぐは非常に値段の高い魚です。その理由は、水揚げ量が少ないことや養殖が難しいことに加え、毒を持つ故に資格を持った者でしかさばけない、プロにしかできない作業としての付加価値も含まれているからなのではないでしょうか。
今回は「冬の旬」を発見できましたが、この市場は“季節によって旬の食材が変わる”というのが大きな魅力。だから何回来ても新しい食材を発見できます。ぜひ、季節ごとに訪れていろんな旬の食材を楽しんでみてはいかが?
西野 智美(ピー・キューブ)
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