手を上げているペンギンが! 「クールミントガム」トリビア
東京ウォーカー(全国版)
ミントの清涼感でおなじみのロッテ「クールミントガム」は、今年で発売50周年。これまで6回リニューアルしてきたが、どんなに時代が経とうとも変わらないのが「ペンギン」のキャラクターだ。現行のパッケージで描かれている5羽のペンギンのうち、一羽だけ左手(羽)を上げているペンギンがいるのをご存知だろうか。実はこのペンギンには、ちゃんと手を上げるべき“理由”があるのだ。
「クールミントガム」が誕生したのは1960年。発売当初は、“南極に立つペンギン”がリアルに描かれていたが、1993年からは、佐藤卓氏のペンギンが5羽並んだ、現行に近いデザインに。この5羽のうち、4羽は両手を下ろしているのだが、右から2番目のペンギンだけなぜか、左手を上げている。その理由とは、なんと「クジラに挨拶している」からなのだとか。
とはいえ、どこにもクジラの姿は見えないのだが…。ロッテの広報に直撃すると、「発売から1993年前までのパッケージには、氷の上に立つペンギンと海を泳ぐクジラの姿が描かれていたんです」との返答が。なるほど、しかし今は亡き(?)クジラくん。そんなクジラに一体何ゆえ手を? 「現在のパッケージで1羽だけ手を上げているのは、(今はいなくなってしまったけど)発売から頑張ってくれたクジラに『お疲れさま』という、敬意を表しているからなんですよ」
う~ん、じっくり見ないと気づかない“あいさつペンギン”に、まさかそんなバックボーンがあったとは…。右から2番目のペンギンくん、君はいいヤツだ! いじらしいぞ、ペンギンくん(右から2番目)!
そんなクジラくんも活躍(?)した、1960年の発売の「クールミントガム」。9月28日(火)からは、発売50周年を記念して、6回目のリニューアルバージョンになるという。発売以来、総販売枚数を横に並べていくと、地球と月の間を5往復(!)もする距離になるというから驚きだ。ちなみに、リニューアルしてもいじらしいペンギンくん(右から2番目)の“あいさつ”は健在なので、ご安心を。
日々見かける商品でも意外に知らない“事実”はあるもの。「それって本当~?」という人は、早速本物の「クールミントガム」を見てみて! 左手を上げているペンギンに思わず注目しちゃうこと間違いなしだ! 【東京ウォーカー】
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