中島早貴「演じる”有坂瞳”は、私自身と重なる部分が多いです」

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手塚治虫 生誕90周年記念の舞台「悪魔と天使」に出演


舞台「悪魔と天使」に出演する中島早貴さん


1月19日(土)からスタートする舞台「悪魔と天使」に、“有坂瞳”役で出演する中島早貴さん。この作品は、手塚治虫さんの生誕90周年を記念して「ダスト8」を観月ありささん主演で舞台化したもの。豪華列車トワイライトエキスプレス号が大事故に遭う。生還者はいないと思われたが、ある乗客たちが奇跡的に生還した。それは、「生命(いのち)の山」という不思議な山にぶつかったはずみで、山のかけらが乗客たちに降りかかったからだった。死ぬ運命だったのに生き残ることができた。その石が彼らを変えることとなった…。

【写真を見る】中島早貴さん「話が大きすぎてビックリしました。『私でいいんですか?』という気持ちでした(笑)」


―舞台「悪魔と天使」に出演が決まった時の気持ちは?

「話が大きすぎてビックリしました。『私でいいんですか?』という気持ちでした(笑)。手塚治虫さんの作品が原作になっていますし、キャストの皆さんも素晴らしい方ばかりなので、こういう機会をいただけてすごくうれしいです」

―この作品に対する印象を教えてください。

「出演が決まって、まずは原作を読ませていただきました。事故に遭って、生命の石によって生還したわけですが、こんなにも人間っていろんな考えを持って生きているんだなと思いました。同じ事故に遭って、同じように石を持っていても、生き方や考え方はそれぞれ違っていますから。読み終わった時、『私だったらどうするかな?』と考えさせられました」

中島早貴さん


―演じる“有坂瞳”はどのような人物ですか?

「有坂瞳はラジオ番組のDJを担当している女性です。台本には書かれていませんが、もともとアイドルをやっていたという裏設定があるそうです。私自身、アイドルをやっていましたし、辞めた後にラジオのお仕事もしているので、私自身と重なる部分も多いです」

中島早貴さん


―観月ありささんをはじめ、出演者が豪華ですね。

「キャストは大人の方が多くて、みなさん落ち着いてらっしゃるので、私のキャピキャピした感じが浮いちゃってるなと稽古が始まったころに思ったのですが、衣装合わせの時、私が着る服を見たら、すごくイケイケな感じだったんです(笑)。だったら、ほかの方に合わせなくてもいいのかなって」

―昨年の12月にも舞台作品に出演されていましたので、立て続けに舞台に出演されるわけですが。

「はい。舞台の感覚を忘れないうちに次の作品に出演できることはすごくよかったと思います。でも、私はもともと早口なんですけど、前の作品ですごく早口でまくし立てるような役だったんです。ほかの共演者の方とも早口で掛け合いをするコメディだったので、その感覚も残っているんですよね。今回の作品はどちらかというと、みなさん、ゆっくりとしたテンポでセリフを喋られるので、あまり早口にならないように気を付けています」

中島早貴さん


―舞台の楽しさをどういうところに感じていますか?

「みんなで一つの作品を作り上げていくという感覚が舞台の楽しさだとみなさんおっしゃると思いますが、私もやっぱりそう感じています。初日を迎えた後も、どんどん変化していくと思いますし、千秋楽にはどんなふうになっているのかも楽しみです」

―神奈川公演のほかに、大阪と名古屋でも上演されます。

「どこも素敵な会場ですし、関東以外にも行けることがうれしいです。アイドルとして活動していた時は、地方でもコンサートをさせていただいていましたが、舞台だと関東だけということも多いので、SNSで『大阪に来て』とか『名古屋でもやってほしい』と言っていただいてたので、この舞台で大阪と名古屋に行けるのが楽しみです」

中島早貴さん


―舞台に出る時のゲン担ぎみたいなものはありますか?

「舞台はいつも緊張するんですよね。始まった時に舞台上にいる役だと気持ちが楽なんですけど、途中から登場する役だと、ほかの方がノーミスで演じられていると、『私が出ていってミスしいたらどうしよう』とか考えてしまいます。なので、ゲン担ぎではありませんが、舞台が始まる前に『さぁさぁさぁ!』って言って、気持ちのスイッチを入れています。『よし、頑張るぞ!』って(笑)。これは、去年の春に出演した舞台(「ザ・池田屋!」)で共演させてもらったオラキオさんが言っていて、それをマネしていたらうつったんだと思います」

−舞台「悪魔と天使」の見どころは?

「生きることの大切さとかを感じてもらえる作品だと思います。私自身については、元アイドルでラジオDJという役なので、私自身と重なる部分にも注目してもらいたいなと思っています」

中島早貴さん


―では最後に今年の抱負を聞かせてください。

「はい。年明けからこんな大きな舞台に立たせてもらえることがすごくうれしいです。今年は、次に繋げられるようなお仕事をたくさんしたいと思っています。まずはこの「悪魔と天使」を1ステージ1ステージ大事にしていきたいですね。共演する先輩方からたくさん吸収したいと思っています」

撮影=田中智久 取材・文=田中隆信

ウォーカープラス/野木原晃一

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