未婚女性に聞いた年収1000万円以上の男性“独千男”のイメージ像

サラリーマンの平均年収は2010年度推計で430万円（男性だけに限定すると533万円）という中で、年収1000万円以上の割合は4.9％と、ごく少数（年収ラボ調べ）だ。そんな彼らを“独千男（どくせんおとこ）”と名づけ、大手懸賞サイト「ドリームメール」とアイシェアが共同で20～40代の未婚有職者女性（パート・アルバイトを除く）1150人に意識調査を実施。回答を集計した結果、“独千男”の具体的な人物像が浮かび上がった。

■“独千男”のイメージに近いのは高橋克典、佐藤浩市、堤真一などの“渋い系”　

まず、外見について顔の系統や体格、身につけているものなど、各項目で最も数値が高かったものを並べてみると、顔の系統は高橋克典、佐藤浩市、堤真一などの「渋い系（26.6％）」で、体系は「細め筋肉質（39.5％）」。メガネはかけておらず（62.1％）、ビジネスシーンでは「トラディショナル・スタイル系（33.2％）」で、「皮のビジネスバッグ（64.3％）」を持っているというイメージをもっているようだ。

さらに、ファッションアイテムは、「スーツ（63.3％）」と「小物（42.4％）」を高級ブランド直営店、「私服（53.0％）」をセレクトショップ、「下着（34.7％）」を百貨店で購入していそうという意見が多数。一方、プライベートでは、流行を適度に取り入れた知的で個性的な「カジュアル系（38.8％）」の洋服で、「外車のスポーツカー（27.7％）」で趣味の「ドライブ（53.8％）」を楽しみ、スポーツは「ゴルフ（55.0％）」が好きという結果になった。

■「お金を持っている」＝「気前がいい」は一致しない？　“独千男”が女性にかける金額は？

次に、“独千男”が女性にかける金額の予想はどのくらいか聞いてみると、初デートのディナーでおごってくれそうな金額は「8000円～1万円（22.3％）」、付き合ったら誕生日プレゼントは「3万円～5万円（26.8％）」がそれぞれ1位に。2位以下は、初デートのディナーが「1万円～1万5000円（16.9％）」、「3万円以上（14.3％）」、誕生部プレゼントでは、「2万円～3万円（25.5％）」、「1万円～1万5000円（11.2％）」と、意見が分かれた。

■“独千男”にふさわしいのは“社交的”で“気配りができる”“料理上手”な女性？

年収ラボのデータでもわかるように、ごく少数で競争率も高そうな“独千男”。彼らを射止めるには何が優れている必要があるか、最も大事だと思うことをあげてもらったところ、1位は「性格（32.2％）」、僅差で「外見（27.6％）」が続いた。「性格」と多く答えた若い世代に対し、「外見」と回答する人が多かった高い世代。この世代は、“性格よりもそれに見合う外見が必要”だと感じる人が多いと推測される。

続いて、“妻”にふさわしいのはどんな女性だと思うか複数回答で聞いたところ、約6割が「気配りができる（62.3％）」と回答。以下、「機転がきく（52.3％）」「社交的な性格（49.7％）」「料理が得意（43.0％）」と続いた。“独千男”には多くのスキルが必要だと認識されているようだ。

“結婚するなら年収1000万円以上の男”。このフレーズはよく聞かれるが、今回の調査でも、“独千男”と結婚したいと答えた女性は「とても結婚したい（10.4％）」と「どちらかというと結婚したい（61.5％）」を合わせると、実に7割以上。しかし、現実的には、未婚で年収1000万円を超える男性はわずかしかない…“独千男”との結婚は、険しい道のりのようだ。【東京ウォーカー】