秋元康プロデュースのラストアイドル「がっこうぐらし!」で映画初主演! 4人の中で一番頼りになるのは誰?
関西ウォーカー
累計250万部突破し、国内外で評価を集める人気コミックを実写化した映画『がっこうぐらし!』。女子高生の何気ない学園生活と、生き残りをかけたサバイバルホラーの「衝撃のギャップ」が話題になっている。主演は秋元康がプロデュースを手がける「ラストアイドル」からオーディションによって選ばれた阿部菜々実、長月翠、間島和奏、清原梨央の4人。演技初挑戦となった4人がどのようにして役づくりを行ったのか、そしてこれからのステップについて語ってもらった。

映画「がっこうぐらし!」は、「リアル鬼ごっこ」の柴田一成監督と「呪怨」シリーズのスタッフの日本映画界最恐の布陣が仕掛ける「ほのぼの」×「サバイバルホラー」の異色作。屋上の菜園で野菜を育て、ご飯を食べ、学校で共同生活を送る女子高生の胡桃、由紀、悠里の3人。楽しい学校生活を送っている3人のすぐそばには「かれら」という恐怖の存在があった。
メインキャストに選ばれた阿部、長月、間島、清原は、秋元康がプロデュースする究極のオーディション番組「ラストアイドル」で注目を集めたメンバー。本作の出演をかけ、多数の候補の中からオーディションによって抜擢された。

4人はホラーが苦手?
ー出演が決まった時の気持ちを教えてください。
阿部「歌とダンスは好きなんですけど、演技に関しては苦手意識もあったので、最初はプレッシャーしかなかったです」
長月「私も選ばれると思わなかったので、嬉しいより不安でした」
間島「オーディションからキャスト発表まで3ヶ月ぐらい時間があったので、自分以外のメンバーで話が進んでいると思っていました」
長月「誰も演技ができないから、映画の話は無くなったんじゃないかって噂してたんです(笑)」
間島「キャスト発表もライブ中のサプライズだったので驚きました。私は原作が好きだったので嬉しかったですね」
清原「ちょうど忘れた頃の発表だったんだよね。自分の名前が呼ばれた時は放心状態で、後から実感が湧いてきてボロボロ泣きました」

ー女子高生の日常とサバイバルホラーのギャップが印象的ですが、4人はホラーは好きですか?
清原「私は苦手です…」
阿部「私は大丈夫ですけど、観ないです(笑)」
長月「サイコホラーは好きですけど、オバケは無理です(笑)。グロテスク系も苦手なので、演じていて怖かったです」
間島「私もがっつりのホラーは苦手です。今回はほのぼのするシーンもあったので大丈夫でした。でも、黒焦げの『かれら』は怖かった(笑)」
長月「本当に焦げてたよね」
清原「中身は焦げてないですけどね(笑)煙の出る装置もあってリアルでした」
長月「煙の中のシーンは死ぬかと思った!『かれら』が目の前にいるし、苦しいし怖いし大変でした(笑)」

個性ある女子高生を演じた4人。演じる上で意識したポイントは?
ーくるみを演じた阿部さんはアクションシーンが印象的でした。特に阿部さんのイメージと程遠いシャベルを使ったアクションが見事でした(笑)
阿部「実はシャベルは2つあって、戦わない時は重いシャベルで、戦う時は軽い物に差し替えて使っていました。最初はシャベルの持ち方もわからないし全然格好良く見えなかったので、なんとか体の一部にしようと思って、常にシャベルを持つようにしていました」

ー長月さんが演じたゆきは笑顔がチャーミングですが、その奥には深い影が隠されています。二面性のあるキャラを演じるのは難しかったのでは?
長月「不気味に見える笑顔がすごく難しくて、嘘をついた時の気持ちでニコニコしていました。どうしたら不気味に見えるのか、柴田監督やスタッフさんの意見を聞きながら何回も撮ってもらいましたね」

ー間島さんが演じたりーさんはしっかり者で弱さを表に出さないキャラクターです。普段の間島さんとの共通点はありましたか?
間島「一歩引いてみんなを見守るところは似ていました。4人の中では一番キャラクターと共通点が多かったので、逆に私自身とりーさんの違いをどう表現するのかを意識して、りーさんの心境の変化を時間軸で整理しながら演じました」

ー清原さんはクールな印象のみーくんを演じています。阿部さん同様、バールを使ったアクションシーンは迫力満点でした。
清原「私はななみん(阿部)より背が低いし強そうに見えなくて、バールを持っていてもどっちが歩いてるのって感じで(笑)まずは姿勢を良くして、常にバールを持って手に馴染ませていました」

ー4人の中だと阿部さんが最年少ですが、劇中ではみんなを引っ張っていきます。大役を務め上げた阿部さんの演技について、残り3人はどう思いましたか?
長月「最初はただ台本を読んでいるだけでした(笑)」
間島「私も本当に大丈夫かなって思った(笑)。普段はそんなに喋るタイプじゃないもんね」
清原「確かに喋っている量にびっくりした(笑)でも、演技の面では一番伸びたし成長したと思います」
阿部「日常会話のシーンが意外と難しくて。怒りや悲しみは気持ちが入りやすいんですけど、普段の会話にくるみっぽさを出すにはどうしたらいいのか、セリフの言い方は特に苦労しました」

4人の中で一番頼りになるのは誰?
ーもしも、本作のようなシチュエーションになったとき、4人の中で一番頼りになるのは誰ですか?
長月「悩むなぁ…。消去法でいこう!和奏ちゃん(間島)は戦闘力がないよね(笑)」
間島「戦闘力皆無なので、秒速で死ぬと思う(笑)」
清原「まじまじ(間島)、知恵はあるよ!」
長月「ななみん(阿部)は、足長いから逃げるときに足絡まってそう(笑)」
間島「戦闘力は一番高いよね。でも、すごく細い(笑)」
清原「私は?意外と頼りになるよ?」
阿部「うーん。多分、頼りにならない(笑)」
長月「消去法なら私ですよ!」
間島「勘はいいと思う。運まかせみたいな感じもするけど(笑)」
長月「頼りにされても自分だけ生き残りそう(笑)最後に生き残るのなら私かな」
清原「けど、頼り甲斐があるのは、ななみん(阿部)かまじまじ(間島)かな。知恵と体力の2人(笑)」

この作品は「私たちがもっと上にいけるチャンス」
ー今後、どんな役に挑戦してみたいですか?
阿部「戦隊モノに出たいです。昔から憧れていて、今回アクションに挑戦して、ますますやってみたいと思いました。子供が憧れるような人になりたいです」
長月「私は恋愛中の2人を邪魔する意地悪の女を演じてみたいです。『なんだこいつ!』って思われたい!できれば、ななみん(阿部)の恋に邪魔したい(笑)」
間島「私は殺人鬼とか爆弾魔を演じてみたいです。ドラマや映画を観ているときもちょっと変わったキャラクターに魅かれるので、視聴者の印象に残るような役をやってみたいです」
清原「今回の役が幸薄そうで、もしかしたらそういう役が合うのかなって思うので、闇を抱えている孤独な女の子を演じてみたいです」

ー最後に、もうすぐ公開になりますが、今の気持ちは?
清原「観客の皆さんがどういう反応するかワクワクします。多くの皆さんの心に残るような作品になればいいなと思います」
間島「本作で初めて『がっこうぐらし!』に触れて、原作やアニメを観てもらったり、本作を観てラストアイドルに興味を持ってもらったり、そういう輪が広がればと思います」
長月「とにかく楽しんでほしい気持ちが一番ですね。観客の皆さんが少しでも幸せになってもらえる作品に仕上がったと思います」
阿部「初演技でしたが全員がすべてを出し切りました。私たちがもっと上にいけるチャンスでもあるので、たくさんの人に観ていただいて、次のステップに繋がればいいなと思います!」
山根翼
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