「兄貴っぽいのに艶っぽい」小林聡美が語る、「小泉今日子」のウラの顔!?
北海道ウォーカー
10/30(土)より公開の映画「マザーウォーター」。人と場所の関係性をテーマに、「かもめ食堂」「めがね」「プール」と3作品を作ってきたプロジェクトの新作だ。今回は京都を舞台に、ウイスキーしか置いていないバーを営むセツコ(小林聡美)、コーヒー店を営むタカコ(小泉今日子)、豆腐屋さんのハツミ(市川実日子)、そして彼女たちを取り巻く人々の日常を淡々と描いていく。公開に合わせて札幌でキャンペーンを行った小林聡美、加瀬 亮、市川実日子の三人に映画について聞いてみた。
-今までフィンランドのヘルシンキ、鹿児島県・与論島、タイのチェンマイと、さまざまな場所を舞台にしてきましたが、今回の舞台は京都。撮影中、京都ではどう過ごされていたんですか?
小林「私は役柄上、夜のお仕事だったので(笑)、昼間は喫茶店に行ったりしていましたね。普段観光に来るときはお寺を回っておしまい、だったりするんですけど、今回はいつもとは違う、日常的な場所を楽しませてもらったなと思います」
加瀬「僕は友人が京都にいるので、撮影がないときは、友達と遊んだり、気になった神社に朝早くから行き、そこにいた酔っ払いのおじさんと話したりしてました(笑)」
市川「私も喫茶店に行ったり、公園に行ったり…。京都だからこう遊ぼうとか、そういうのではなかったです」
-映画のように、いわゆる観光名所、という場所ではなく、より日常的な場所で過ごされていたんですね。
小林「そうですね。ただ、もちろん東京とは違う街なので、好奇心を持って歩いていましたけど。この道の裏には何があるんだろう?とか、探検気分でした」
-本作では小林さんをはじめ、もたいさん、加瀬さんといった常連の役者陣のほか、小泉今日子さんが新たに加わっています。共演された感想は?
小林「改めて映画を見直すと、小泉さんがいい意味で花を加えてくださっているなぁ、と。さっぱりし過ぎているメンバーの中で、一人つやっぽい人が入ってくれている、という感じで、いつもよりしっとりした雰囲気になっていると思います。うまく言えないんですけど、印象深くて、でも映画全体の空気を丸くしているような…」
市川「確かに小林さんがおっしゃっているように、今までの映画のプロジェクトに出てきた女の人たちとは一味違うというか、小泉さんが加わったことでまろやかになった、とでもいうんでしょうか(笑)?。そんな印象です」
加瀬「僕だけ、まったく絡んでいないんです。他のキャストの方は共演しているのですが、僕だけ小泉さんとの共演シーンがないんです」
小林「ただ、撮影中の小泉さんは私たち以上に兄貴っぽいというか、姉御肌という感じで。でも、出来上がった映画を観ると、誰よりも女っぽいんですよね」
加瀬「不思議ですよね」
-それでは、最後にメッセージを。
小林「見たい気持ちになったときに見てください(笑)。あと、もちろん『かもめ食堂』からずっと見てくださっているという方には、ぜひ映画館に足を運んでいただきたいですね。私たちがどういう風に進化しているのか、というのを見てみてください」
【PROFILE】
こばやしさとみ●1965年、東京都生まれ。おもな映画出演作に「かもめ食堂」(’06)、「めがね」(’07)、「プール」(’09)があるほか、TVドラマ「すいか」(’03)、「赤鼻のセンセイ」(’09)などに出演
かせりょう●1974年、神奈川県生まれ。映画出演作に「それでもボクはやってない」(’07)、「プール」(’09)、「アウトレイジ」(’10)があるほか、今冬公開の「海炭市叙景」(’10)が待機中。現在、TVドラマ「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」(TBS)に出演中
いちかわみかこ●1978年東京都生まれ。おもな映画出演作に「嫌われ松子の一生」(’06)、「めがね」(’07)などがあるほか、TVドラマ「すいか」(’03)、「篤姫」(’08)などにも出演。現在、TVドラマ「階段のうた」(TBS)に出演中
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