池袋からすぐ!椎名町・東長崎で見つけたリラックス銭湯3選

2019年2月7日 10:00更新

東京ウォーカー CRAING

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池袋線椎名町駅、東長崎駅は、池袋駅からすぐの場所にありながら、活気ある商店街が広がる、下町風情漂う街として若い世代にも注目されている。

そんな椎名町駅、東長崎駅周辺には、昭和の面影を残すレトロな銭湯が健在。そこで、開放的な露天風呂、美しいタイル絵、トキワ荘の漫画家も通った薪湯の銭湯など、個性豊かな3軒をピックアップ!深夜まで営業しているので、仕事帰りのリフレッシュにもオススメだ。

人情味あふれる銭湯で、心も体もポカポカ♪「健康ランド末広湯」

建物は1990(平成2)年に建て替えられ、現在の姿となった

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天井が高く開放感あふれる浴室。大きな窓から明るい陽の光が差し込む

1930(昭和5)年創業の「健康ランド末広湯」。現在は3代目の高井浩之さんが店主を務める。「ただ体をきれいにするだけじゃなく、居合わせた人と会話をしたり、いろいろな湯船を巡ったり、銭湯をとことん楽しんでもらいたい。お客さんに気持ちよかった、楽しかったと言ってもらえるのが何よりうれしい」と高井さん。その言葉の通り、浴室には薬湯や座風呂、寝風呂、ミクロバイブラバスなど多彩な湯がそろう。

打たせ湯の音が気分を盛り上げる!

小さい頃から家の仕事を手伝い、20代で家業を継いでから銭湯ひとすじの高井さん

なかでも注目は、打たせ湯つきの露天風呂!周囲に溶岩石と植物を配した石造りの湯船は、ここが豊島区とは思えないほど、情緒あふれる空間となっている。月〜土曜は体が芯から温まる備長炭入り、日曜は栃木県の那須高原温泉から取り寄せた温泉成分・湯乃華が入った乳白色の湯が楽しめる。

「この温度の水風呂は珍しい!」と、銭湯好きの間でも話題

もう1つの注目は、サウナそばの水風呂とは別に設けられた第2の水風呂。プールと同じ30〜32℃で、通常の水風呂では冷た過ぎるという人や子供に人気だとか。「以前は普通の湯船だったのですが、サウナのそばの水風呂が小さいので作ってみたら意外に好評で」と、高井さんが笑顔で教えてくれた。

建物の地下に設置された蒸気ボイラー

風呂の湯には、地下140mから汲み上げたミネラル豊富な天然水を使用。さらにこの水から不純物などを取り除いて軟水にし、蒸気ボイラーで沸かすことで、よりよい湯に仕上げている。湯の温度は、露天風呂と薬湯が40〜41℃、ほかが42〜43℃と、東京の銭湯にしては若干ぬるめ。これは「のんびり湯船に浸かって欲しい」という高井さんの想いが込められている。

「夕方はご年配の常連さん、夜は若い方も多いですよ」と高井さん。近所の学校に通う学生も訪れるという。地元っ子たちの笑顔あふれる人情派銭湯で、日頃の疲れを洗い流そう!

タイル職人の技が光る!大迫力のタイル絵が見事な「湯〜ゆランドあずま」

営業前から店頭で開店を待つ常連がいるほど、地域になくてはならない存在だ

半世紀以上の歴史を持つ銭湯「湯〜ゆランドあずま」。こちらの名物は、浴場の壁いっぱいに描かれたダイナミックなタイル絵だ。男湯には、3代目店主の天池祥元さんが選んだ写真をもとにした南米の滝が描かれている。

滝の轟音が聞こえてきそうな男湯のタイル絵。近くで見ると繊細な筆使いに目を奪われる

ほのかに色づく木々が美しい女湯のタイル絵。見るだけで心が和む

色とりどりのタイルが配された洗い場の壁も美しい

「これだけの仕事ができるタイル絵職人は、もういないといわれています」と、天池さん。ピカピカに磨かれたタイル絵は、この銭湯の宝物だ。女湯のタイル絵も同じ職人の手によるもの。こちらは奥入瀬渓流の写真をもとにしており、男湯とは趣の異なるしなやかな川の流れが表現されている。

竹の装飾が施された風情漂う岩風呂

日によって種類が異なる薬湯も

種類豊富な湯船も魅力。竹の装飾が配された岩風呂には、さまざまな天然鉱石の粉末をタイル状にした岩盤タイルが入っており、体を芯から温めてくれる。日により内容の変わる薬湯も見逃せない。

カラフルな色使いが、学生など若い年代も入りやすい雰囲気の脱衣所

また、ステンドグラスが輝く脱衣場には座ってくつろぐことができるスペースがあり、湯上りのひと時をのんびりと過ごせる。

「銭湯の役割として、地域の人たちのコミュニケーションの場となること、健康生活を守ることを目指しています」と、天池さん。常連さんと一緒に湯船に浸かりながら、大切に守られてきたタイル絵を鑑賞してみては?

トキワ荘の漫画家も浸かった「五色湯」で薪湯を楽しもう

マンション1階にひっそりと佇む。大きな看板はないので要注意!

「五色湯」は、1952 (昭和27)年に創業。「先代の父親の頃には、トキワ荘の漫画家さんが来ていたと聞いています」と、2代目店主の柳澤一彦さん。脱衣所には年代もののマッサージチェアや竹カゴ、体重計などのレトロなアイテムが置かれ、昭和にタイムスリップしたかのような気分が味わえる。

広々とした脱衣所(左)。女湯に置かれたマッサージチェアとドライヤー(右)は今でも現役!

手書き風の書体やイラストが目を引く、昔ながらの広告

なかでも印象的なのは、男湯の壁を彩る広告の数々!柳澤さんいわく、昔の銭湯にはこのような広告がたくさん置かれており、ここにあるものはすべて近隣に実際あったお店のものなのだという。地域の人々が集まり、憩いの場所として親しまれてきた面影を、今でも感じることができる貴重な銭湯だ。

臨場感あふれる渓流のタイル画が施された男湯

女湯にも雄大な渓流が描かれている

湯船の壁画には雄大な自然を描いた見事な画が描かれている。そして、「五色湯」最大の魅力は、井戸水を薪で沸かした湯に浸かれること!地下130m まで掘った井戸から湧き出るきれいな水は、通常の水よりも柔らかく肌触りがよいうえ、さらに薪で焚くことで肌に触れる感触が優しい湯に仕上がるという。

都内では貴重な存在となった薪釜

「薪を扱う作業は重労働。特に夏場は暑くて大変です(笑)」と柳澤さん。それでも薪で炊き続けるのは、利用する人々が身体の芯まで温まって欲しいという店主の想いがあるからこそ。著名な漫画家たちも浸かった薪湯で、贅沢なひと時を過ごそう。

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