みつけだせ!僕らの最高のマネージャー!!「福岡教育大学ラグビー部」

2019年3月6日 10:00更新

九州ウォーカー 山本真己

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選手を支えるキラリと光る“最高のマネージャー”を発掘する連載。今回は、高校時代からラグビー部のマネージャーをつとめ、現在は福岡教育大学ラグビー部を支える3年生、三宅舞穂(みやけ・まほ)さんです!

教育学部 中等教育教員養成課程 数学専攻 3年 三宅舞穂(みやけ・まほ)さん

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ラグビーが変えてくれた学生生活

中学から高校1年の1学期まで帰宅部だった三宅さん。「なんかつまらない、学生生活が楽しくないなと思って。でもプレイヤーだと出遅れるじゃないですか?マネージャーだったらいけるかなと」。同級生にラグビー部のプレイヤーが居たこともあり、それまで一度も見た事がなかった未知のスポーツ、ラグビー部でマネージャーを始める事に。

【写真を見る】福岡教育大学ラグビー部のみなさん。練習開始の前にグラウンドに一礼

「マネージャーを始めてみたら楽しくて、ラグビーという競技に一気にハマりました。何も知らなくていきなり入って、今思えばその行動力がどこから出てきたのかわからないんですけど。進学校だったから勉強の時間がなくなるという理由で親には反対されましたが、押し切って入りました。部活を引退してから勉強はしましたけど(笑)」

大学に入っても部活、バイトそして学業と、忙しい毎日を送る三宅さん

苦しい時間を過ごして...

昨年は福教大ラグビー部にとって苦難の年。プレイヤーの人数が足りずにリーグ戦を棄権しました。試合を組めない事は選手たちにとってはもちろんストレス。同時に三宅さんにとっては後輩の1年生マネージャーの事が気にかかったと言います。「1年生マネージャーの2人は全然試合を見られない状態で、1年間やってきているんですよ。2人とも大学に入って初めてラグビーに触れているので、そういう状況で、試合に出られないイライラを抱えたプレイヤーたちを支えてきた2人はホントすごいです。だからこそ他大学との合同練習とかで、試合形式の練習が見られる時には、私が与えてあげられる知識はできるだけ伝えるようにしてます」

1年生マネージャーの松尾紗和さん(中央)、花田美幸さん(右)と

マネージャー同士のコミュニケーションを大切にしている三宅さん。後輩の2年生マネージャー伊藤歩佳さんは、先輩をどう見ているのでしょうか?「普段はすごく楽しい先輩なんですけど、部活や試合の時は頼れる存在で、すごく気付くのが早いので、選手・マネージャーを問わずみんなと仲良しです。愛されキャラですね」

2年生マネージャー伊藤歩佳さんと

プレイヤーと向き合う

高校時代からプレイヤーのすぐ近くでラグビーと接してきた三宅さん。競技としてのラグビーへの理解度が高まった事を実感しながらも、もどかしさを感じることも。「どうしても、やってる人と見てる人では、越えられない線はあります。タックルとか痛いじゃないですか? 音もバチーン!と凄い音がするけど、自分はその痛みがわからないし。ラグビーはプレーが止まることが多くて、何が起こったのかわからない事も多いんですよ。そこを共有できないという部分はあります」

その越えられない一線に近づくために、三宅さんはプレイヤーに聞き、話します。「試合の後に『あの時に何が起こっていたのか?』、練習ごとに『何のための練習なのか?』は聞くようにしてます。やっぱり選手と一緒に居たいじゃないですか?それは意識してます」

キャプテンをつとめる上田岳斗さん

冬季は基礎的トレーニングやハンドリングを磨く。チームの土台を作る期間

トレーナーの勢 心さんを含めた8人の同期とは何でも話し合える関係を築いてきた三宅さん。「プレーについて良かったことは言います!一生懸命プレーしてくれてるんだったら私は特に何も言う事はないなと思っていて。ただ、プレイヤーの気持ちが切れてしまってるかな?というのは全体を見てると分かるので。そういう事も同期には言います。ツラい時も支え合ってきた関係なので」

同期の平山智樹さん(右)に水をわたす

同期でフォワードリーダーの平山智樹さんから見た三宅さんは?「部員同士じゃ言えない事をズバズバ言ってくれるんで。プレーのことはあんまり言わないですけど、道具が散らかってたら『ちゃんと片付けて!』とか『次これやってなかったら、次からせんけん!』みたいな、お母さんみたいな事を言われます(笑)」

マネージャーとしての『極意』『ひみつ道具』

マネージャーを始めた高校1年の時に、当時の先輩から言われた「自分が出来る事を周りを見ていつも探すようにするんだよ」という言葉を指針にしてきた三宅さん。「マネージャーって、『気付けるかどうか?』なんですよ。例えば、プレイヤーがパスしている時、指先を見ていて『爪、割れたんかな?』って先回りして爪切り持って待っておくとか。あ、だから《ひみつ道具》は爪切りかな。選手がケガをしたら誰よりも早く気付いて駆けつけなきゃならないし、常に自分が出来る事を探す。『自分が何をするべきか?』をいつも周りを見て気にするようにしてます」

スネにスパイクが入ってしまって一時離脱。幸い大事には至りませんでした

三宅舞穂さんの『ここが最高!』

「ラグビーって本当にチームプレーなんですよね。コミュニケーションが大事だし、ボールを自分のチームで持っていても、その人が孤立したらボール取られちゃうんですよ。信頼が大切で、後ろから仲間がきてるという信頼があるから、自分が走って前に行けるわけだし。だから、絶対1人にしない所とか、仲間を大切にする所がすごく好きです」

仲間を思いやり、助け合うラグビーに大きな魅力を感じている三宅さん。後輩マネージャーやプレイヤーとの深いコミュニケーションを心がけながら部全体をまとめていく、その姿は最高に頼もしいです!

トレーナーとしてチームを支える勢心さんと

どんな個性も光を放つラグビーを一緒に!

一昨年には3部リーグで優勝し2部との入れ替え戦に挑みましたが、わずか3点差で破れ「そうとう悔しい!」思いをした福教大ラグビー部。2019年ラグビーワールドカップの日本開催を追い風にさらなるラグビー人気が燃え上がるはず。

練習の最後は、一列になってのラン!

「競技によって向いている体格ってあるじゃないですか?でも、ラグビーはバックスとフォワードに分かれていて、いろんな人が輝けるんですよね。背が低くてもスクラムハーフなら小柄な人が活躍できるし、太ってて走るのが苦手な人でも当たって行くような部分だったら活躍できるんですよ。いろんな個性が尊重されて、それぞれが輝ける場所があるんです。なので、自分はこういう体格だから無理などとは思わず、新入生にいっぱい入ってきて欲しいです!」

ラグビーは熱くなれるスポーツ。大学で始めるのはオススメです!

苦しい時期を乗り越えてきた仲間に、新学期には新たに仲間を加えて、昨年立てなかったリーグ戦の舞台で、三宅さんたち福岡教育大学ラグビー部は、念願の2部昇格に挑みます!

コミュニケーションを強い絆に変えて

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