制作費2億円!“ミニスカイツリー設置”で「東武ワールドスクウェア」の集客が倍近くに
東京ウォーカー
10月13日の試験点灯に多くの人が詰めかけるなど、今日本で最も注目を浴びる建造物「東京スカイツリー」。周辺のグルメやイベントなど、スカイツリー人気は各所で見られるが、中でもある場所を訪れる人が後を立たないという。そこは、栃木県日光市にある「東武ワールドスクウェア」。今年の入場者が40万人を突破、現在でも1日平均1400人が訪れるなど、昨年と比べ倍増ペースで推移しているという。
「東武ワールドスクウェア」は、世界の有名な建築物や遺跡などを、全て25分の1の縮尺で再現したテーマパーク。今年4月24日に25分の1サイズの東京スカイツリーを設置したところ、瞬く間に人気となり、設置直後は1日2万4000人が来園。同園に向かうための道路が大渋滞するなど、衝撃的なデビューを果たした。
魅力は、スカイツリーの詳細な完成像が体感できる点だ。まだ建設中の本物とは違い、同園のスカイツリーはてっぺんまで完成済み。記者も実際に見てみたが、634メートルの実寸を25分の1にした約26メートルの塔は、他の建造物を威圧するほどの高さ。奥の東京タワーと比べても、まさに倍近い高さが目で確認でき、改めて“634メートル”という未知の高さを身を持って感じることができるのだ。
さらに、スカイツリーのまわりには、現在開発中の押上駅と業平橋駅を結ぶ東西長さ約400メートルの周辺施設の縮小完成図も見ることができる。まわりに立つ商業施設やビルなどを、ひと足に早くに見られるチャンスなのだ。
しかし、今まで既に完成している建造物を作ってきた同園にとって、“ミニスカイツリー”制作にはこんな苦労も。「完成したものがなく、本物の図面だけを借りて作ったのは初めて。質感や色が分からないなかで作るのは本当に大変でした。試行錯誤を繰り返し、制作には約1年かかったんです」と話すのは、同園副支配人の根本さんだ。
例えばガラス製の窓は、立地条件によって太陽の光の反射による輝きや色が異なる。同園のスカイツリーはそれをアクリルで再現。本物のイメージに近づくように計算して作られた。また、本物と同じくパラボラアンテナ台や避雷針も付け、よりリアルなタワーに。またスカイツリー横にできる予定の桜並木は、実際に桜の盆栽を植えて再現するなど、“本物感”に徹底的にこだわった。その結果、制作費はなんと約2億円かかったという。
「ミニチュアといっても約26メートルあるんです。本物では見られない角度からタワーが見られるなど、ぜひミニチュアならではの楽しみ方を探してください」と根本さん。11月5日(金)からは園内でイルミネーションが開始になり、ひと足早くライトアップされたスカイツリーがお目見えするなど、ますます注目度があがりそうな「東武ワールドスクウェア」。2012年の開業前に、スカイツリーを見たい人たちで、まだまだ賑わいそうだ。【東京ウォーカー】
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