「京都産原料100%ビール」実現の足がかりとなるプロトタイプ醸造品3種類を発売開始!

2019年2月15日 18:36更新

関西ウォーカー 山根翼

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18年8月よりスタートした京都府内の産・学・官が連携する「京都産原料100%ビールプロジェクト」。取り組みの成果となるプロトタイプ醸造品が、3つのブルワリーから数量限定で発売された。このプロトタイプ発売を足がかりに、2020年に京都産原料100%ビールの実現を目指す。

京都府内の産・学・官が連携して「京都産原料100%ビールプロジェクト」。プロトタイプ商品発売で大きく前進!

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「京都産原料100%ビールプロジェクト」(通称:K100プロジェクト)は、18年8月に発足。京都学園大学、京都府内のビール原料生産者、ビール醸造所、京都府をはじめとした自治体の合計21団体が連携するプロジェクトである。発足から約半年、この度プロトタイプが完成し、参画する京都の3つのブルワリーから数量限定で発売が開始された。

プロジェクトのビジョンは「畑からグラスまで(Field to Glass)」

今、クラフトビールが注目されているが、日本で飲めるクラフトビールの原料は輸入がほとんど。本プロジェクトの代表、京都学園大学の準教授・篠田吉史は「日本の畑をつなぐことが大きな目的であり、生産者の顔がわかることの意味がある」と明かし、プロジェクトのビジョンである「畑からグラスまで(Field to Glass)」に基づき、ビール原料の生産から加工、醸造、飲食店での提供まで京都で行うことを目指している。

プロジェクトの代表を務める京都学園大学の準教授・篠田吉史

亀岡の大麦、清水寺の酵母を使用

大麦の生産を100年以上続けている亀岡市では、課題である収量拡大に向けた実証試験が開始されている。また、新品種の試験栽培も始まり、今後は大麦の生産者の募集を行う。与謝野町で生産されているホップも必要量の確保を課題に、年間生産量前年比125%を目指す。酵母は、清水寺の音羽の滝の近くにあるものを採用する予定。清水寺に直接交渉し、実証を繰り返した結果、発見に至ったそう。今後は実用化に向けた取り組みを始める。

京都産の原料のみを使用することで、京都全体での経済発展が見込まれる

京都産100%を目指して。まずは3つのプロトタイプを発売

今回発売するのは、京都亀岡産の大麦を25%以上、京都与謝野町産のホップを25%以上(京都産の酵母は不使用)使用し製造されたプロトタイプのビール。ほぼ同じ原料ではあるが、醸造所ごとに異なる味に仕上がっている。

京都・一乗寺ブルワリーで発売される「K80アンバーエール」

京都・一乗寺ブルワリーが手がけた「K80アンバーエール」は、濃厚な麦の風味とホップの優しい香りをブレンド。京都らしさに捉われずに品質の高さを活かしたアメリカンスタイルに仕上げた。京都・河原町にある直営パブ「BEER PUB ICHI-YA」で飲むことができる。

Kyoto Beer Labで発売される「京都産セッションペール」

Kyoto Beer Labは「京都産セッションペール」を発売。ビールとは思えないほどに爽やかでフルーティーな味わいが自慢で、驚くほど飲み心地がいいのが特徴。京都・七条にある同店で飲むことができる。

スプリングバレーブルワリー京都で発売される「京づくり#002」

スプリングバレーブルワリー京都が作ったのは「京づくり#002」。柑橘系とホップの甘い香りが調和した京都らしい味覚を追求したエールタイプに。京都・錦市場近くにある同店で飲める(2/15発売開始)。また、同店では「K80アンバーエール」、「京都産セッションペール」も販売する(2/15発売開始)。

スプリングバレーブルワリー京都では今回発売される3つのプロトタイプすべてが味わえる

2020年には京都産原料100%ビールが実現予定

今回のプロトタイプの発売開始を足がかりに、本プロジェクトは段階的に進行していく。2020年4月以降を目標に京都産原料100%ビールの完成を目指している。

2020年には「京都産原料100%ビール」の実現を目指す

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