戸田恵梨香「みんな濃い」と大喜び！ NHK朝ドラ「スカーレット」北村一輝、富田靖子、大島優子ら出演者が発表

2月21日(木)、NHK大阪放送局で2019年度後期連続テレビ小説「スカーレット」の主な出演者が発表された。「スカーレット」は101作目のNHK連続テレビ小説で、陶芸の里・滋賀県の信楽を舞台に、ヒロインの喜美子が女性陶芸家として成長していく姿を描く。ヒロイン・喜美子には戸田恵梨香が決定している。今回発表されたのは、ヒロインの家族や幼なじみをはじめ、彼女を取り巻く人たち9人。

喜美子の父・川原常治(じょうじ)には北村一輝、母・マツに富田靖子、喜美子の上の妹・直子に桜庭ななみ、下の妹・百合子に福田真由子、川原家に居候する謎の旅人・草間宗一郎には佐藤隆太、喜美子の幼なじみ・熊谷照子に大島優子が扮する。また、信楽の雑貨店の息子で同じく幼なじみの大野信作を林遣都、その母・大野陽子を財前直見、喜美子のよき友人となる新聞記者・庵堂ちや子を水野美紀が演じる。今回、発表は欠席したが、喜美子が働く大阪の下宿屋に住む医学生・酒田圭介には溝端淳平が決定している。

連続テレビ小説初出演となる北村は「10年前、大河ドラマの『天地人』に出演したとき、次の目標は連続テレビ小説と話し、それがかなった。ただ、その時の目標はヒロインだった(笑)。今回、いまの時代にない昭和のよさ、たくましさ、戦後のひたむきで魅力的な人間を演じられるのは幸せなこと」と意気込む。

「マツはおっとりしたお嬢さん育ちのお母さん。お父ちゃんや子供たちを見守る温かい存在になれれば」と語る富田は娘役の戸田らとハグをしたそう。「家族になる実感がわいてきた」と戸田。

連続テレビ小説初出演の佐藤は折に触れてヒロインに温かく、真摯に接する謎の旅人役。「登場するキャラクターがみんな人間的で魅力的。その中に入れてもらえるのは幸せ。皆さんと楽しくさすらいたい」と今から謎の旅人ぶりを発揮していた。「あさがきた」でワンシーンだけ出演したという大島優子は「今回ヒロインの戸田恵梨香とは同い年。役も幼なじみなので、恵梨香を支えられるよう努めていきたい」とやる気満々だ。信楽で川原家の隣人となる財前直見は「(役名の)大野陽子の名前の通り、太陽のようなほっとする存在でいたい」と語る。

戸田は「ようやく家族に会えた。みんな顔が濃くて、私、薄いなと。今、陶芸などの稽古中なので顔づくりもやらなければ｣と報道陣の笑いを誘った。

制作統括の内田ゆきチーフプロデューサーは「女性陶芸家がどんな人のなかで育ち、どんな人と出会って心がときめいたかを楽しくドラマとして届けられる出演者がそろった。既に現場は和気あいあいとしている。ぜひ、楽しみにしていただければ」と自信をのぞかせる。

NHK連続テレビ小説「スカーレット」は今年9月30日(月)から2020年3月まで放送予定。

■スカーレット　放送予定:2019年9月30日(月)～2020年3月

鳴川和代