有名アスリートらにも支持されるAK-69、最新アルバム「THE ANTHEM」リリースインタビュー
東海ウォーカー
“ANTHEM(=賛歌)”の対象は、時に信じるなにかであり、時に自分自身でもある――聴く者それぞれの人生にパワーを与えるべくAK-69が紡ぎ出した、新作アルバム「THE ANTHEM」にフォーカスする。

――2011年のヒット曲「THE RED MAGIC」の続編となる「THE RED MAGIC BEYOND」を、今回のタイミングで制作・収録した意図は?
「聴いた人が強くなれたり、共感して勇気が湧いたりする音楽というのは、曲が持つ純粋な力や自分が吐き出すメッセージの力で広めていくしかないんですよね。あの当時もいろいろなところに広まっていきましたが、今後はもっと広い範囲に出ていきたいという意識がすごくあるから、この曲が生まれたのかなと思います」
――同曲は、Bリーグ・名古屋ダイヤモンドドルフィンズのテーマ曲にもなっていますね。
「ドルフィンズは地元・名古屋のチームだし、ホームアリーナの一つ、パークアリーナ小牧が(出身地の)小牧市にあって、チームカラーも赤だし…。オファーをもらった時に、運命を感じて。しかも、同じ東海エリア出身の堤幸彦監督が一緒に演出に携わってくれる…こんなありがたい話を断る手はないじゃないですか(笑)」
どこまで行っても人生は1回きり。根底にある思いを大事にしたい
――これまでに伝えようとしてきたメッセージの本質は今作も貫きながら、その姿勢はネガティブも内包したものに変化しています。
「年を重ねると、『とにかく頑張ろうぜ』とか『誰もオレを止められない』とかっていう勢いだけでは済まないことがいっぱいあって(笑)。自分の活動を見ても、勢いでのし上がってきた時期と今とでは全然違うんですよね。勢いだけの時期はなにも怖くなかったし。でも、前作『DAWN』を作る前に、『オレもここまでかな…』と思う瞬間があって。うまく進んでいたものが音を立てて崩れだす瞬間が見えた、みたいな…。あの恐怖を味わったからこそ、今回の姿勢になったのかな」
――ある意味、自分が人間だと再認識した?
「そうですね。自分の音楽を必要としている人たちも、希望に満ちた若い人ばかりではないと思うんですよ。志半ばでなにかを諦めてしまった人もたくさんいるはずで。どこまで行っても人生は1回きりだし、オレも“自分がかっこいいと信じることを貫き通したい”っていう根底にある思いを大事にしたいから自分を奮い立たせられる。それはいろいろな経験をしたからこそなんで。やっぱり“ANTHEM”が必要な人って、ネガティブがあるからこそ、はい上がりたいと思っている。そんな部分が色濃く出たのかもしれませんね」
――東海エリアの読者にメッセージを。
「名古屋や愛知を背負って活動している意識が強いし、地元の人に誇ってもらえるような音楽をやっているつもりなので、ぜひ応援してもらえたらうれしいですね」
吉橋和宏
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