今泉佑唯 「私の新しい姿を見てほしいですし、ここから皆さんと一緒に新しい景色を見ることができたらいいなと思っています」

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今泉佑唯さんが舞台「熱海殺人事件 LAST GENERATION 46」に出演!


舞台「熱海殺人事件 LAST GENERATION 46」でヒロイン・婦人警官の水野朋子を演じる今泉佑唯さん


劇作家・つかこうへいの代表作である舞台「熱海殺人事件」が、「熱海殺人事件 LAST GENERATION 46」として3月28日(木)から上演される。ヒロイン・婦人警官の水野朋子役に抜擢されたのは、本作が舞台初出演となる今泉佑唯さん。本番に向けて連日稽古を行っている今泉さんに、演じる役柄、作品の見どころ、そして演じる楽しみなどについて、お話を聞かせてもらった。

【写真を見る】今泉佑唯さん「最初は全く実感がわかないというか、信じられなくて、『え? 私?』という感じでした(笑)」


―「熱海殺人事件 LAST GENERATION 46」が初めての舞台となりますが、出演が決まった時の気持ちから聞かせてください。

「最初は全く実感がわかないというか、信じられなくて、『え? 私?』という感じでした(笑)。ほとんど演技の経験がない私が、初めての舞台でつかこうへいさんの作品に出るということが申し訳なくて、すごくプレッシャーも感じました」

―ポスターや公式サイトで使われるビジュアル撮影の時に、少し実感したという感じですか?

「ちょっとずつでしたけど実感しました。ビジュアル撮影を行ったスタジオは雰囲気が暗めで、背景部分も深い赤なので、自然とシリアスな表情を作ることができました」

「今月1日に始まって、4日の稽古で初めて4人が揃いました」


―本格的な稽古は3月1日から始まったと聞きました。

「今月1日に始まって、4日の稽古で初めて4人が揃いました。その時に『あぁ、いよいよ始まるんだな』って」

―稽古場では共演する味方良介さん、佐藤友祐さん、石田明さんとコミュニケーションを取りながら。

「はい。4日の稽古の後、みなさんとご飯を食べに行って、いろいろお話をしたり、わからないことを教えてもらったりしました」

「今回の台本を読んだり、過去の上演作の映像を見たりしても、私には内容が難しくてなかなか理解できなかったんです」


―例えばどんなお話を?

「今回の台本を読んだり、過去の上演作の映像を見たりしても、私には内容が難しくてなかなか理解できなかったんです。『一回見ただけで内容が理解できるのかな?』って思ったので、そう伝えたら『今でもわからない部分が多い』と味方さんたちもおっしゃっていたので、私だけじゃないんだってちょっと安心しました(笑)。その話がきっかけで、わからないことがあると皆さんに何でも聞けるようになりました」

「みなさんからのアドバイスを参考に、自分に合った発声法を見つけたいです」


―初めての舞台なので、舞台経験の多い味方さんたちが頼りになりますね。

「はい。自分たちが初めて舞台に出た時は、もっとわからなかったことが多かったとおっしゃっていて、今の私の心境などを共感してもらえたのがうれしかったです。あと、舞台は発声も大事なので、それについても教えてもらいました。『体全体を使って』とかはなんとなくわかりましたけど、『太ももあたりからバン!と』というよくわからないアドバイスも(笑)。でも、みなさんからのアドバイスを参考に、自分に合った発声法を見つけたいです」

「4月21日(日)の千秋楽を終えたらきっと燃え尽きてしまうだろうなって思います(笑)」


―今回、今泉さんが演じる婦人警官の水野朋子は、どんな人物ですか?

「意志が強いというか、芯のある強い女性なので、そういうところは自分と重なる部分がありますね。でも『どうしてここでこういう感情になるんだろう?』『どうしてこんな行動をするんだろう?』って、理解できない部分も多くて、演じるのが難しいなと思いました。まだ頭の中は『?』でいっぱいですけど(笑)、お稽古の中で模索しながら人物像を自分なりに掴みたいなと思っています」

―3月28日(木)の初日がどんどん近づいてきています。

「早いですよね!初日までにやらなければいけないことがいっぱいです。稽古が始まってわかったのは、浜辺のシーンは体力も集中力も要るので大変だということです。今の感じからすると、4月21日(日)の千秋楽を終えたらきっと燃え尽きてしまうだろうなって思います(笑)」

「ずっと『誰かになりたい』とか、自分じゃない何かを演じてみたいという気持ちがあったので、お芝居ができることがすごく楽しいです」


―大変と言いながらも、この舞台のお話をしている時、ずっと笑顔なので、すごく楽しんでいるのが伝わってきます。

「ずっと『誰かになりたい』とか、自分じゃない何かを演じてみたいという気持ちがあったので、お芝居ができることがすごく楽しいです。グループにいた時もみんなでドラマに出演したりしましたが、メンバーと一緒にいるとどうしても甘えてしまう部分がありました。今はひとりなので、自分でなんとかしなきゃいけないという気持ちが強くなっていますし、より気持ちを引き締めて臨みたいなと思っています」

―今回の舞台は、新しいフィールドに飛び込む第一歩ということですね。

「はい!今までは、アイドルとしてステージで歌ったり踊ったりしている私をファンの方が見にきてくれました。だけど、今回はステージでお芝居をしている私を見てもらえます。今までと違う私の姿、新しい姿を見てほしいですし、ここから皆さんと一緒に新しい景色を見ることができたらいいなと思っています」

「ひとつのイメージに縛られず、いろんな役を演じられる人になりたいです」


―今作の「水野朋子」を演じることも新しい挑戦ですが、これからどんな女優を目指していきますか?

「ひとつのイメージに縛られず、いろんな役を演じられる人になりたいです。いろいろ挑戦したいと思っていますけど、例えば、サイコパスな役などを演じることができたら、何か吹っ切れて違う一面が出せたりするんじゃないかなって。今はまだ恥じらいがあるなって自分でも思うんですよ。でも、恥じらいを感じずに演じることができれば、演技の幅が広がるんじゃないかなって思います。でも、まずは今回の水野朋子をしっかり演じて、今後につなげていけるように頑張ります!」

撮影=田中智久 取材・文=田中隆信

舞台「熱海殺人事件 LAST GENERATION 46」 は3月28日(木)に開幕


ウォーカープラス/野木原晃一

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