高知で始まる新たな自然&体験キャンペーン

関西ウォーカー

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 約2年間の開催を終えた「志国高知 幕末維新博」で、明治維新150年の歴史をアピールし、440万人を超える観光客が訪れた高知県では新たに、2月1日より「リョーマの休日 ~自然&体験キャンペーン~」がスタートした。高知県ならではの山・川・海など豊富な自然と、それらを生かしたアクティビティや地域の生活文化体験まで、幅広い自然・体験型の観光をアピールするこのキャンペーンは、2020年12月31日(木)まで続く予定で「高知で、パワーチャージ」を合言葉に、特設サイトで高知らしさを体験できる情報を発信する。

スタートイベントセレモニーに参加する、尾﨑正直知事や特別ゲストの中井美穂、田野町公認キャラクターのユージなど


このキャンペーン期間中に高知県内各所では、自然を体験できる施設が新規オープンや、リニューアルされる。今夏、ニューオープンする香美市の龍河洞や、高知市の高知県立牧野植物園、新たにオープンする越知町のキャンプ場「スノーピークかわの駅おち」や、本山町のアウトドアヴィレッジもとやま、さらに2020年にオープンする土佐清水市の高知県立足摺海洋館環境省ビジターセンターなど、自然を体験できる施設が続々とオープンする。

香美市の「龍河洞」は、国指定史蹟天然記念物。今夏、ニューオープンする予定だ


【写真を見る】北川村にある画家モネの愛した庭園を再現した美しい『北川村「モネの庭」マルモッタン』


その他にも7月7日(日)から12月25日(水)まで、本山町、大豊町、土佐町、大川村で開催される「土佐れいほく博」では、アウトドア、生活文化、食をテーマとし、高知県嶺北地域ならではの体験ができる地域博覧会を開催する。これからの約2年間に渡る同キャンペーンで体験できる、高知県の自然体験をいくつか紹介していこう。

牧野富太郎博士ゆかりの草花が彩る「高知県立牧野植物園」


高知市にある「高知県立牧野植物園」は、世界的植物学者・牧野富太郎博士ゆかりの草花がある日本有数の総合植物園。五台山の8万平方メートルもの広大な土地の起伏を活かし、正門入口付近には土佐の生態系を再現している。標高1,000mを超える山地から、海岸線辺りのものまで植樹されており、小さな植物から大きな植物まで1つ1つの名札がつけられ丁寧に紹介されている。

広大な植物園では様々な生態系の植物を観賞することができる


1つ1つ名札がつけられ、ひっそりと咲いている花には、気付くように矢印札がつけられていることも


牧野博士が大好きだったといわれる、小さく可憐な「バイカオウレン」


五台山にある竹林寺の谷間にあった宿坊の土地を提供されて作られたため、園内には遍路道が通っており、お遍路さんは無料で園内を通り抜けることができる。2010年にリニューアルした南門そばの巨大な温室は、宝箱をイメージされており、入口には大木の洞窟をイメージした高さ9mのみどりの塔と回廊がある。この塔を通り抜け、温室に入ると国内外から集められた貴重な植物や熱帯花木や果実が。乾燥地の植物、ウォーターガーデン、ジャングルゾーンに、それらを一望できる展望デッキも備えられている。

ジブリのアニメ「ラピュタ」の世界のような、みどりの塔と回廊


2月に温室内で展示されていた数々のラン


「温室の展望デッキ」からは、様々な植物が見渡せる


開園60年を迎えた2019年には、3月21日(祝)に眺望抜群の「こんこん山広場」がオープン。1.4万平方メートルの広大な新園地には、芝生広場や台湾ツツジのエリアや、標高131mに高さ4mの展望台を備え浦戸湾まで見渡せる。3月21日(祝)から5月26日(日)には「春のフラワーショー」も開催を予定している。また春にオープン予定の体験エリア「ふむふむ広場」は、植物に触れたり香りを楽しんだりしながら学ぶことができる広場となり、夏に予定されている常設展示室のリニューアルでは、4K映像とVR(バーチャルリアリティ)シアターを新設する予定だ。ほかにも4月から9月の平日には、専門員のアドバイスで作る「植物標本作り体験」もできるようになるので、小学生の自由研究などにおすすめだ。

「こんこん山広場」にある高さ4mの展望台


「こんこん山広場」から見下ろすと巨大な温室と50周年記念庭園が眺められる


■化石とシダの生い茂る神秘的な「伊尾木洞(いおきどう)」

高知市内から車で約1時間10分の安芸市にある伊尾木洞(いおきどう)は、元は海底だったところに、約310万年前から230万年前の間に堆積した地層が隆起を繰り返し、やわらかい部分が、波や渓流によって浸食されできた海蝕洞。入口は幅3m、高さ5mで、40m進んで洞窟を通り抜けると、40種類以上のシダの群生する渓谷になり、さらに入口より400mほど進むと滝がある。通常の海蝕洞は行き止まりとなっているが、ここは通り抜けできるようになっており、さらに多くのシダの種類が一ヶ所に群生しているというのも非常に珍しく、国の天然記念物に指定されている。海底だった名残で、道々貝の化石を見つけながら散策することができる。

洞窟を抜けるとシダの群生地が続く


ジブリのアニメ「もののけ姫」の世界みたいだといわれる、シダの群生地


安芸観光協会のガイドプログラム「神秘と癒やしのパワースポット伊尾木洞のふしぎ発見」では、ガイドに案内してもらい60分の散策を楽しむことができる、通常コースと冒険コースがある。

歩きながら探してみると、こんなに大きな化石が見つかることも ※持出は禁止されています


「リョーマの休日 ~自然&体験キャンペーン~」特設サイトでは、「アクティビティジャパン」「アソビュー」「じゃらん」などのサイトの遊びと体験をまとめて検索することができる。高知体験の予約にぜひ利用してみよう。また高知を観光するなら「龍馬パスポートIII」がおすすめ!高知県内の主な観光施設約750で、お得な特典が受けられる。スタンプを集めるごとにステージアップしパスポートの色が変わる。ステージ1の青から、ステージ5のゴールドまでアップするたびに抽選でもらえる賞品がランクアップする。ステージ4のシルバー、ステージ5のゴールド、殿堂入りとなると、もれなくもらえるステージアップ賞品があるので、高知を目いっぱい巡るならぜひ手に入れよう!

中村千里

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