中村汀女の文学から熊本を紹介。くまもと文学・歴史館「中村汀女と生まれたころ」
東京ウォーカー(全国版)
熊本県熊本市にある熊本県立図書館、くまもと文学・歴史館で4月3日(水)~5月6日(月)の間、収蔵品展「アーカイブズに見るくまもと12-3 中村汀女と生まれたころ」が開催される。同展は熊本出身の俳人・中村汀女(なかむら ていじょ)の作品と、汀女が生まれた頃の資料などを展示するもの。

中村汀女は昭和を代表する女流俳人で、「たんぽぽや日はいつまでも大空に」や「とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな」などの生活に密着した素直で叙情的な句で知られている。1934年に最初の句集『春雪』を発表。戦後には俳誌『風花』(かざはな)を創刊・主宰。1980年文化功労者、1984年日本芸術院賞受賞し、名誉都民、熊本市名誉市民でもある。

展示では、俳人・中村汀女が生み出した文学と汀女が生まれたころの熊本を文学資料と歴史史料で紹介。俳人中村汀女の自筆資料などや、汀女が生まれた頃の熊本の様子を災害、医学、商工業などで多角的な展示が行われる。特に汀女が生まれて間もなく発生した7月16日の水害は、県北一円に甚大な被害を与えた。この災害資料や九州沖縄八県連合共進会などの商業に関する貴重な史料が展示される。
昭和の俳人が残した軌跡と、彼女が生きた時代の歴史資料を見て、昭和の時代へタイムスリップしてみよう。
ウォーカープラス編集部
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