フォーリンデブはっしー、飯テロがバズる秘訣は「熱量あるストーリー」

ご飯のおかずを食べ歩くグルメエンターテイナーとして、テレビや雑誌などで活躍するフォーリンデブはっしー。3月31日(日)に放送されるフジテレビ開局60周年記念特番「飯テラー1グランプリ」(12:00～14:00)にも、“飯のテラー(話す人)”として登場する彼は、近年よく聞く言葉“飯テロ”についても詳しい。そこで今回は、この言葉を体現する注目料理を3つピックアップしてもらった。

そもそも飯テロって？写真や動画に加え、熱量あるストーリーが重要

飯テロをテーマに、飯テロを語る飯テラーたちが、テレビ軍vsネット軍に分かれて戦う「飯テラー1グランプリ」。おいしい食べ物を知るスペシャリストたちが、映像と話術だけで視聴者の食欲をいかに刺激できるか…を競うものとなっているのだが、そのフォーマットもユニーク。テレビタレント同士の戦いは数あれど、こちらは“テレビ対ネット”の構図で戦う番組となっているのだ。

そんな番組に飯テラーとして出演するはっしーに、「そもそも飯テロとはなんぞや？」と問うてみると、「ネットから生まれた言葉で、お腹が空いているときにおいしい写真や動画などを見せられて、さらに空腹になってしまうこと。嫌なはずなのに喜んでしまう、ドMにはたまらないのが飯テロです」と回答してくれた。

また、「飯テロ」たらしめる条件については「やはりおいしそうな写真や動画、そしてそのおいしさを物語るストーリーが重要」と解説。「今回の番組でも、飯テロを語る飯テラーたちが、自分の推しグルメをプレゼンするのですが、いかにそのグルメがおいしいかということを熱量を持って、写真や動画を織り交ぜて話しますので、おいしそうな絵と共に、是非そのグルメに対する熱量も感じてもらえたら嬉しいです」とアピールする。

同番組の他、2月に上梓した「グルメ情報＆デブ用語満載(本人談)」のグルメ本「厳選70選 最強のデブリシャス」(ワニブックス社)でも、“最強の飯テロ”について語っているはっしー。年間1000軒を食べ歩く中で、本当においしい、デブリシャスな名店70軒を厳選して伝えてくれているそうだが、ここでは無理をいって、そんな名店の中から飯テロ店3軒を教えてもらった。

【飯テロ店その1】「ホルモン千葉」(東京・渋谷)

「こちらは、マイベストオブホルモンのお店で焼き方にも特徴があります。ナナメに置いた鉄板で、店員さんがカウンター越しにホルモンを焼いてくれますが、ホルモンから流れ出た旨味たっぷりの脂が、鉄板の下の方に流れ出し、一番下の穴から器にポタポタとしたたり落ちます。器に入ったタレがこの脂を全てキャッチし、そのタレにホルモンを漬けながら焼き上げるという、まさにこれは脂のヘビーローテーション！最後はその育て上げたタレで作る焼きうどんが絶品で、これでコース2700円なのは破格の安さです。真っ黒なタレをまとったホルモンが、ぐつぐつと鉄板の上で踊る様は、まさに飯テロといえます！」

【飯テロ店その2】「なべ彦」(東京・中目黒)

「『なべ彦』は肉鍋の専門店。まるで目の前に肉の山がそびえるような鍋は圧巻です。自家製のコチュジャンを使ったピリ辛スープに、たっぷりの野菜をこんもり盛り付け、その周りに神戸牛のロースとバラを敷き詰めると、“フォトジェ肉”なビジュアルに。火を通していくと、徐々に肉が色付き始め、溶け出た肉汁がスープにしみていく…。極上のスープと手を取り合ったお肉は、妖艶なおいしさで、いくらでも食べたくなります。野菜の下には山形牛ホルモンも隠れていて、それらを全てたいらげた後は、すべての旨味がしみたスープで作る、チーズリゾットが絶品。目でも舌でも楽しめます！」

【飯テロ店その3】「親子丼専門店○勝(まるかつ)」(東京・銀座)

「おかげさまでインスタのフォロワーが今18万人いますが、1つの法則を導き出しました。それは『卵黄をのせるだけで、いいね2割増しの法則』。つややかな卵黄、そしてそれが割れたときにとろ～んと流れ出る様は、飯テロです。そんな卵黄はもちろん、とろとろの半熟卵を余すことなく楽しめるのがこちらのお店。焼鳥店が手掛ける親子丼専門店で、鶏肉、鶏スープ、鶏卵を使った、『トリ』プルなおいしさ。そのままでもトロトロな仕上がりで、まるで飲み物のような一体感ながら、中央に添えられた卵黄をぷつっと割れば、飯テロ感は倍増します」

上述の飯テロ店3軒についてたっぷりと語ってくれたはっしー。最後は、31日放送の「飯テラー1グランプリ」の見どころについて「テレビ軍の華やかなプレゼン、そしてネット軍の破壊力のあるプレゼン、そのどちらも楽しんでほしいです。日曜のお昼に、ごはんを片手に、番組をおかずに、最後まで完食いただけたらと思います！デブリシャス間違いなし！」と、お決まりフレーズと共に語ってくれた。

平井あゆみ