高田秋「日本酒は一合頼んで、みんなで少しずつ注ぎ合ったり、というのが好きです」
東京ウォーカー(全国版)
「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」(日本テレビ系)の人気企画、「朝までハシゴの旅」で大活躍中の高田秋さん。唎酒師(ききざけし)の資格も取得する大の日本酒好きである、モデル・タレントの高田さんに、お酒の魅力や仕事について話を聞いてみた。

――ファッションモデル、ラジオ番組のパーソナリティ、バラエティー番組など、多方面で活躍されていますね。まずは、ファッションの仕事について聞かせてください。
「最近は、ファッション誌に限らず、幅広くお仕事をさせていただいています。ファションは好きですし、ガーリーな花柄だったり、THE女子なお洋服だったり、普段あまり着ないコーディネートが楽しいです。プライベートでは、デニムにTシャツが大好きで、そればかり。どちらも結構集めているので、夏が待ち遠しいです!」

――着る服としては、どんな色がお好きなんですか。
「黄色が好きです。自分のラッキーカラーも黄色だと思っていて「笑ってコラえて!」も最近は連続してスタジオ衣装は黄色でした。黄色は元気カラーで、着るとテンションあがります!」
――競馬中継のお仕事も長く続けていらっしゃいますね。
「はい。最初の1年目は、今だから言えますけど、本当に大変でした。知識もなければ、アナウンサーの方と一緒にMCを務めさせていただくことも全部が初体験で。発音が違っていたり、私も地方出身なのでなまりが出てしまったり。JRAのニュースを読むこともあって、最初は競馬番組の現場に行くのが怖かったです。今となっては楽しくてしょうがないですね。競馬にもドハマリしています(笑)」
――馬もかわいいですからね。
「はい。かわいいです。推しているのは、リスグラシューという馬がいるんですけど。もともとは全然知らなくて、名前の最後の"シュー"に惹かれて。私も秋と書いてしゅーと読む名前なので。きっかけはそうだったんですけど、みるみる強くなっていって、この間は悲願のG1レースも勝利して、一緒に泣いちゃいました。最初はあんなに強くなかったのにって(笑)」
――ラジオのお仕事はどうですか?
「T.M.Revolution の西川さんと一緒にやらせていただいているのですが、すごく勉強になります。バラエティーとは違うじゃないですか、進め方とか、間とか、タイミングとか。オープニングでこれ話すんだ!みたいな。オンエア前に話していた雑談を、うまくオープニングのトークに入れ込んだりとか、エンディングの入り方とか、すべて勉強になっています」
――自分の放送を聞かれたりはしますか?
「はい。一昨年ぐらいまで、NHKで一人で番組をやらせていただいていたのですが、それも音楽番組で。一人で1時間半を担当するのは、ものすごい大変でした。今は西川さんがいらっしゃるので、いい意味でリラックスして、やりたい放題やらせてもらってます。あの時に比べたら、西川さんがいる安心感!おもしろいですし、やさしいですし、本当に勉強になります」

――バラエティー番組への出演も多いですね。
「バラエティーは難しいです。今日も収録してきて、難しいなぁと改めて思いました。パッと振られて答えることはできても、気の利いたことが言えないし、おもしろいことも言えない。早くしゃべらなきゃいけないというのが勝ってしまって、芸人さんが拾ってくれて、ようやくおもしろくなるみたいな感じで、いつも反省点ばかりです」
――雑誌では、水着での撮影にも挑戦されていますね。
「水着といっても、笑顔でさわやかな感じです。スタッフさんも、以前にお仕事をご一緒させていただいたチームで、本当に楽しくやらせていただきました。親戚の人とお仕事しているみたいな感覚です(笑)。すごい素の自分だったなぁって思います」
――今後の芸能活動で、挑戦してみたいことはありますか。
「モデル業はもちろん、バラエティ番組にももっと出たいし、お酒の広告もやってみたいです!大きな目標ですけど、ビールのCMとか、日本酒のCMとか。焼酎は少しだけ苦手なんですけど、普段は日本酒かビールかサワーか、梅酒も好きです」

――日本酒は、熱燗も呑まれるんですか。
「熱燗を呑むとけっこうすぐに酔いがまわっちゃうんです。でも、実はそう思っているだけで、そんなことはないんですって。唎酒師の免許をとった時に、それは違うと知りました。だから、実は熱燗も呑めるんじゃないかと思いはじめてきて、今年の冬からまたチャレンジしたいと思っています。かっこよくないですか!熱燗でみたいな」
――得意分野を活かせるお仕事が、増えてきましたね。
「お酒のお仕事は、2年くらい前からやらせていただいていて、競馬のお仕事は4年くらい前に新聞の連載からはじめさせていただいて。それが今こうやって取材をしていただくようになってきて、がんばってきてよかったなって思います。もっとがんばらなくちゃいけないんですけど、過去の自分に今の状況を教えてあげたいですね」

――日本酒の魅力について教えてください。
「なんですかねえ。でも、一合とか頼んで、ちょっとずつ注ぎながら友達やお仕事関係の方と、一番コミュニケーションが取れるのは日本酒だと思います。一合頼んで、次また違う種類で一合頼もうか、次は…みたいな。みんなで少しずつ注ぎ合ったり、というのが好きです。やっぱり注いでもらった日本酒っておいしい!だから今、家でもお猪口を集めていたり、とっくりを買いに行ったり、楽しんでます」
――銘柄のラベルなども魅力的ですよね。
「唎酒師の免許をとってから、日本酒が出てくるとすぐにラベルを見ちゃうんです。それで精米歩合が何%なのかな?とか、そういう風になりました。でも楽しいです。これ、すごい高価な味がするけど、意外に70%なんだ、とか。すごい辛口だなと思って見たら、やっぱりプラス十何度と書いてあったり。ラベルを見て、自分の感覚と違うと、まだまだだなって、舌が全然覚えてないなって。そういう風になったので、友達と呑みに行ったら、友達だけがラベルを見て問題を出されたり、これは純米酒ですか? 大吟醸ですか? みたいに、すごいみんな協力してくれるんです(笑)。私の答えが間違ってたりすると『やり直し!』、当たると『さすがー!』とみんなでほめてくれて、みんな私の取り扱い方をわかってるなーって思います」
――どの地域の日本酒が好きですか?
「私、地元が北海道なんですけど、お正月に実家に帰った時に、家族でちょっと奮発して、いい居酒屋さんに入って、そこで飲んだ千歳の日本酒が、大吟醸なんですけど、めちゃめちゃおいしかったです!フルーティーで、呑みやすくて、お酒感がほとんどないのに日本酒の旨味があって、華やかな感じでした」
――お酒のおいしさの表現が、やはりお上手ですね。
「実は日本酒の教科書があるんですけど、それに載ってるんですよ。表現の仕方が。それをマネしてるだけです(笑)」
撮影=石塚雅人 取材・文=千葉由知(ribelo visualworks)
ウォーカープラス/野木原晃一
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