世界屈指のコレクションが一堂に!奈良国立博物館で特別展開催中
東京ウォーカー(全国版)
奈良国立博物館(奈良県奈良市)で6月9日(日)まで、特別展「国宝の殿堂 藤田美術館展 曜変天目茶碗と仏教美術のきらめき」が開催されている。同展は、国宝9件、重要文化財53件を含む世界屈指の日本・東洋美術のコレクションを所蔵する大阪の藤田美術館の名品を紹介する展覧会だ。

大阪市の中心部にある藤田美術館は、明治期に活躍した実業家・藤田傳三郎(ふじたでんざぶろう、1841~1912)とその息子平太郎、徳次郎兄弟の二代3人によって収集された美術工芸品を公開するため、昭和29年(1954)に開館。 約2千件におよぶコレクションは、茶道具、水墨画、墨蹟、能装束、絵巻、仏像、仏画、経典、仏教工芸、考古資料など多岐にわたり、その中には奈良にゆかりのある仏教美術が数多く含まれる。
同展は、2022年春に予定されるリニューアルオープンの準備に向けて現在休館している、藤田美術館の名品を奈良国立博物館新館の全展示室を使用して紹介するかつてない規模の展示だ。
世界に三碗しか存在しないと言われる国宝「曜変天目茶碗」をはじめ「玄奘三蔵絵」「両部大経感得図」「仏功徳蒔絵経箱」などの仏教美術を中心に、館外初公開を含む多彩なコレクションを紹介。膨大な私財を投じて、近代以降散逸の危機にあった文化財を収集し、国宝の殿堂と呼ぶにふさわしいコレクションを築いた藤田傳三郎らの功績にも光を当てる。

また、展示期間中は親子で楽しめる様々なワークショップを開催。5月5日(日)には親子ワークショップ「オリジナル絵巻を作ろう」 、5月19日(日)は親子向け抹茶体験ワークショップ が開かれる。大人はもちろん、子供も楽しめるイベントも企画されている特別展「国宝の殿堂 藤田美術館展 曜変天目茶碗と仏教美術のきらめき」。GWは親子で奈良国立博物館へ出かけてみよう。
ウォーカープラス編集部
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