ものづくりから学びまで!たまプラーザで生まれるコミュニティスポット

横浜ウォーカー

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SNSグループやオンラインサロンなど、新しく生まれるインターネット上の現代コミュニティ。そんな現代だからこそ、薄れつつあるリアルな人と人とのつながりを求めて、地域のコミュニティスポットには人が集まっている。小物作りのワークショップに参加したり、時にはコンサートでゆったり時間を過ごしたり、人と話ながらお茶を飲んだり。 たまプラーザで気軽に利用が出来る3つのコミュニティスポットを紹介しよう。

人が集まる隠れ家のような一軒家カフェ「cafe NAVY」


たまプラーザ駅から車で約10分の閑静な住宅街。知る人ぞ知る、隠れ家のような一軒家カフェが「cafe NAVY」だ。

奥にある英国風のサンルームは贅沢な時間を過ごせる(C)KADOKAWA 撮影=野口 彈


靴を脱いでスリッパに履き替えてお店に入ると、まるで友人宅に招かれたような感覚に陥る。木目をいかした家具がゆったりと配され、庭からの日の光が差し込む穏やかな空間だ。「小さな子供と一緒でも、周囲に気を使わず飲食や交流ができる場所があったらいいなと思って作りました。私が子育てしていたときは無かったので、当時の憧れをそのまま形にしたのがこのお店です」と語る、オーナーの中寺礼子さん。

人気のイベントは約20人が参加して賑やか提供=cafe NAVY


カフェ営業だけではなく、フラワーアレンジメントなどのイベント、食のワークショップを開催。中寺さん自身も講師となって、「ドゥボワ」というペインティングの手法を用いたアートレッスンを行う。ほとんどのレッスンが子連れOKで、単発の内容なので気軽に参加することができる。

【写真を見る】1ホールにリンゴ約20個分を敷き詰めて作られる(C)KADOKAWA 撮影=野口 彈


カフェメニューの中でもクオリティの高いスイーツは見逃せない。看板商品のひとつ、タルトタタン(594円)は、中寺さんの故郷である青森県藤崎町のリンゴを使用。ひと口頬張ると、ギュッと凝縮された甘味が瞬く間に広がる。シャリシャリとしたわずかな歯ごたえに、下に敷かれたサクサクのパイの食感が重なると幸福感が倍増!バニラアイスとも相性抜群だ。

癒しの空間でゆっくりくつろぎながら、イベントやスイーツを楽しんでみてはいかがだろうか。

貸切イベントが1年中できる! 多目的な「3丁目カフェ」


親子を対象としたイベントや集まりも開催提供=3丁目カフェ


店名に「カフェ」とつくが、365日貸切イベントを受け付けているコミュニティスポット。音響や映像設備が完備され、立食で90名、着席で64名まで収容可能なので、ライブやパーティ会場としても活用されている。少人数のワークショップや教室の開催も可能で、個室は1時間1000円で利用できる。

米粉のシフォンケーキ ココアマーブル味 ドリンクセット(972円)(C)KADOKAWA 撮影=後藤利江


平日の火曜から金曜の10時〜18時はカフェとしても営業し、軽食やドリンクを注文できる。用途に応じさまざまなスタイルで活用できる多目的なスペースだから、趣味、学び、地域のことなど、さまざまなテーマのイベントや集まりが行われている。開催されるイベントは一部参加も可能。HPにあるスケジュールをチェックしてみよう。

教室、ギャラリー、ショップ。さまざまな機能をもつ「スペースナナ」


たまプラーザの隣駅、あざみ野からもアクセスできるコミュニティスポットが「スペースナナ」だ。「つどい、つながり、楽しさを生むところ」をコンセプトに、2010年12月に立ち上がり、2012年12月にNPO法人として運営。さまざまな分野で活躍してきた複数人で共同経営し、アットホームな雰囲気で出迎えてくれる。

子供から大人まで楽しめる水彩カフェを開催(C)KADOKAWA 撮影=神保達也


入り口近くにはフェアトレード商品がズラリ!フェアトレードとは商品を適正な価格で継続して買い取ることで、途上国の立場の弱い生産者が自立できるように支援するの仕組みのこと。雑貨やアクセサリー、帽子に至るまでさまざま販売していて見ているだけでも楽しい。

取材の途中、ギフト探しにやってきた客も(C)KADOKAWA 撮影=神保達也


奥へ進むと、写真や絵画などの個展を開くことができるギャラリースペースもある。準備から搬出までスタッフがサポートやアドバイスをしてくれるので、未経験の人でも安心して利用することが出来そうだ。

日本画、写真、陶芸などのアーティストの作品発表の場になっている(C)KADOKAWA 撮影=神保達也


スタジオでは定期的にイベントを開催。絵画やヨガなどの教室のほか、手作りの栄養豊富な料理を囲む「ナナ食堂」を実施。大人は500円、子供は無料。毎月第2土曜は17時〜、第4土曜は12時〜に開催する。

満足に食事をとることが出来ない子供の拠り所となる子供食堂をイメージして始めたことだったが、意外にも高齢者や家族などの参加者もいるそうだ。世代の垣根を超え、さまざまな交流や表現の場として「スペースナナ」は地域の人の憩い場となっている。

そのほか、横浜市と東急電鉄が共同で進める取り組みの“次世代郊外まちづくり”の拠点である「WISE Living Lab さんかくBASE」内にある、「PEOPLEWISE CAFE」でも定期的にイベントを開催している。たくさんの出会いや温かなつながりが生まれるコミュニティスポットに出かけてみよう。

【構成=濱口真由美/取材・文=磯崎 舞/撮影=野口 彈、後藤利江、神保達也】

横浜ウォーカー編集部

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