アイドル活動を経て、シンガーソングライターとして活動中! 神奈川県出身、16歳。現役高校生の原田珠々華が今を語る【前編】
横浜ウォーカー
16歳のシンガーソングライター、原田珠々華。神奈川県生まれの彼女は、中学時代、アイドルグループのアイドルネッサンスに在籍し、2018年2月、同グループの解散後、シンガーソングライターとして活動をスタート。4月24日にリリースされる1stミニアルバム「はじめての青」は、グループの解散から1年、さらに、15〜16歳の多感な時期ならではの、さまざまな感情とみずみずしさがあふれる作品に。

——原田さんは、生まれも育ちも神奈川県なんですね。
原田 そうですね。横浜は学校の行事で行くことが多くて、横浜中華街周辺で自由行動なんかもありました。
——例えば、どんなところへ?
原田 私は「象の鼻パーク」で象の形をしているソフトクリームを食べたり。ちょうど「横浜遠足」に行った時に「逃げ恥」(テレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」)が流行っていたんですけど。象の鼻パークのカフェの前で、星野源さんとガッキー(新垣結衣)さんが待ち合わせをするシーンがあるんですが、同じ場所に立って写真を撮ったりしてひとりで聖地巡りをしていました(笑)。
——いいなー、そんなマニアックな趣味もあるんですね。
原田 あはは(照)。でも、好きなものは周りを気にせず、ひとりで突き進んじゃいます。
——アイドルネッサンス時代は横浜でライブなども?
原田 そうですね。横浜でライブがあるとファンの方が「地元でライブができたね」ってお花を出してくださったりしていました。あとは、加入して初めて出たアイドルの夏フェスが「アイドル横丁」(横浜赤レンガパーク)で。
——いきなり大舞台だったんですね。
原田 そうなんですよ(笑)。解散ライブは横浜ベイホールで、見慣れた街を歩きながら最後のライブに向かう、いつもと違うような不思議な感覚で。また明日もライブがあるような気がしたし、いろんな思いがありました。
——その時は、次の活動を思い描いたりしていましたか?
原田 全然、何も決まっていなくて。ただひたすら「すぐ戻ってくるぞ!」という気持ちしかなかったです。私、実は加入する前はアイドルにはなりたくなくて。でも、アイドルネッサンスに入って音楽がどんどんおもしろくなっていました。イメージしていたアイドル像とちがって「アイドルってこんなに楽しいんだ」と思っていたところでの解散だったので、まだあきらめたくないという気持ちだけがありました。
——シンガーソングライターで行こうと思ったのは?
原田 他のアイドルグループで活動することも考えたんですが、(在籍時より)SNSに弾き語り映像をアップしていたり、自分自身で何かを作って発信したいという思いも強くなっていて。いろいろ考えていくうちに、形にこだわらなくても、自分で新しいジャンルを作っていけばいいんだって思えました。この先まだまだ何にでもなれる。シンガーソングライターという新しいことを始めようって。

——はじめてできた曲は?
原田 デビュー曲としてはじめて形になったのは「Fifteen」ですが、その前に「今年の夏休みは君とデートに行きたい」を作りました。ケータイのガレージバンドでハモとか入れたりして。この曲はアイドルっぽさを特に意識しました。最近はどんどん自分の思いを歌えるようになってきたんですけど。
——その時々の気分が曲に詰まっているんですね。「Fifteen」は一緒にがんばっていた仲間たちへのメッセージとか「自分は前に進んで行く」決意表明とも言える歌ですしね。
原田 そうですね。解散してあまり時間が経っていないときに作った曲で。15歳の時に作って、16歳の誕生日にSNSで発表したんですが、アイドルネッサンスでやってきたことや解散した時の気持ちがどこか大きかったと思います。
——そこに決着をつけて次に行くための曲でもあるというか。
原田 そうですね。心の整理をするためにできた曲かもしれないですね。でも、机に向き合う、何者でもない自分を歌ったような曲だから、私と同じ世代の方に共感してもらって、すごく好きになってもらえることが多いんです。同じ世代ではない方には「この曲を聴くと昔に戻れる気がする」と言ってもらえることも多くて、曲を作った時の気持ちを、みなさんが汲み取ってくれて、好きになってもらえていると感じた曲ですね。
——そういう反応はうれしいですね。元メンバーさんたちも聴いてくれているんですか?
原田 ええー、わかんない。でも、いきなり電話がかかってきて「すごくいい曲だね!」って泣きそうな声で言ってくれた元メンバーもいました。こうして曲とかで、純粋に「いいな」と思ってもらえたのはすごくうれしかったです。(→後編へ続く)

原田珠々華
2002年、神奈川県生まれ。シンガーソングライター。2016年、アイドルグループ、アイドルネッサンスに加入。グループ活動時からギターに目覚め、SNSでカバー曲の弾き語り映像を発信し話題を集める。2018年2月解散後、シンガーソングライターとして活動をスタート。2018年11月、くるりや銀杏BOYZのサポートギタリストとしても知られる山本幹宗をプロデューサーに迎え、ソロデビュー曲、「Fifteen」を発表。2018年12月初のワンマンライブを東京・渋谷WWWで成功させた。
【構成・取材・文=古城久美子/撮影=山本佳代子】
横浜ウォーカー編集部
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