画業100年、今もなお現役の美術家の作品に触れる。岡山県で「106歳を生きる 篠田桃紅」開催中
東京ウォーカー(全国版)
岡山県にある高梁市成羽美術館で、6月30日(日)まで「106歳を生きる 篠田桃紅 -とどめ得ぬもの 墨のいろ 心のかたち-」が開催されている。

2019年春に106歳を迎えた篠田桃紅を紹介。水墨抽象画という独自のスタイルを確立し、100歳を超えてなお、新たな表現に挑戦し続けている。
同展では、書道という枠の中で発展した初期の作品から、文字を離れ、墨の色や線を追求する独自の抽象表現を確立したニューヨークでの挑戦、日本の古典をベースに昇華された繊細で優美な表現、そして余分なものを全て削ぎ落とし、一瞬の心のかたちを追求し続ける現在までの変遷を、約80点の作品で体系的に展観する。
期間中の毎土曜には学芸員によるギャラリートークを実施するほか、記念講演会(先着50名)や墨と筆を使ったワークショップ「“わたし”と出会う」(中学生以上、定員15名、参加費500円)など、様々な関連イベントも開催される。

担当者は「安藤忠雄設計によるコンクリート打ち放しの建物と周囲の自然、そして篠田桃紅作品の墨の色や線の美しさを、ぜひお楽しみください。また、館内の静水の庭に浮かぶ睡蓮はジヴェルニーのモネ邸から株分けされたもの。5月ごろから咲き始めます。合わせてご覧ください」と、周辺環境の美しさも楽しんでほしいと話す。
100年かけて変わっていく美術家・篠田桃紅の展覧会。高梁市成羽美術館で足跡をたどってみよう。
ウォーカープラス編集部
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