売上好調!“コンビニおせち”の魅力
東京ウォーカー
今年も“コンビニおせち”が絶好調だ。ファミリーマートでは、11月末の段階で既に前年比約160%を達成するなど、とても不況下とは思えない数字をたたき出している。ほか、セブンイレブン、ローソンともに予約状況は良好という。
右肩上がりの理由は、核家族化が進み少人数だが世帯数が増えている点と、百貨店顔負けの商品をお手ごろ価格で楽しめる点だろう。「多くの方がリピーター」(セブンイレブン広報)ということからも、クオリティの高さがうかがえる。では、どんな商品が人気なのか。コンビニ主要3社の売れ筋メニューをご紹介しよう。
セブンイレブン:一番人気は「和風おせち三段重」(1万6800円)。壱の重に数の子、黒豆、栗きんとん、弐の重にあわび煮、参の重に錦玉子、紅白なますなど、おせちの定番が詰まった“鉄板”三段重だ。また「ごちそうオードブル重」(1万2000円)はことし初登場となる若者向けのおせち。オホーツク海産帆立貝柱のスモーク、国産の豚ロース肉を使用した生ハムなど、定番にカジュアルをうまくミックスしている。ほか2種。
ファミリーマート:一番人気は「桂」(1万6000円・3〜4人前)。古きよき日本を思い出させる純度100%の“ザ・正統派おせち”。全36品で彩り豊かな三段重だ。ほか4種。
ローソン:「三段重」(1万7300円)。瀬戸内海のなかでも有名な明石産の真だこを使用した真だこ酢や、粒が大きくコクがある三陸産のいくらを使用したいくらしょうゆ漬けなど、産地にこだわり食材を厳選。こだわりの料理がぎっしり39品目入ったボリュームもうれしい。
売れ筋を見ると、圧倒的に正統派三段重が人気。本格的なおせちを1万円台後半で、しかも気軽に楽しめる魅力が“仰々しい”と考えていた若い世代にもうけているのだろう。12月上旬に第1次ピークがあり、クリスマス後の駆け込み申し込みで第2次ピークを迎える“コンビニおせち”商戦。12月の忙しさに流されて予約をうっかり忘れていた人は、いますぐ近くのコンビニへ急ごう。【東京ウォーカー/荒木紳輔】
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