五郎丸、塚原直貴、中村俊輔選手がキッズスポーツイベントで「リズムの大切さ」をレクチャー その教えとは?

東京ウォーカー(全国版)

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アディダス ジャパンは、 5 月19 日(日)、あおばスカイフィールド(神奈川県横浜市)にて小学 4 年生から6 年生を対象に、 トレーニングやラグビー、フットボール、陸上などの様々 なスポーツを⼀度に体験できるイベント「ADIDAS YOUNG ATHLETES CHALLENGE SUPPORTED BY アタック」が開催され、2015年のラグビーW杯で日本代表を努めた五郎丸歩選手、2008年の 北京オリンピックでは 400m リレー銀メダリスト塚原直貴さんが子供たちにラグビーや陸上を指導した。

参加した子供達とコーチ陣


スポーツは好奇心を持って、目の前の目標をクリアしながら全力で楽しむことが大事


子ども達に夢を与えられるアスリートや⼀流コーチとの触れ合いの場でもある「ADIDAS YOUNG ATHLETES CHALLENGE SUPPORTED BY アタック」には、抽選で選ばれた200名の子供たちが参加。

アディダスのシューズが大量に貸し出された


受付をする親子


イベントの前には、五郎丸歩選手と塚原直貴さん、そしてシークレットゲストとしてサッカーの中村俊輔選手が登場し、3名によるトークショーが行われた。

子供達の前で自身の体験を説く中村俊輔選手、塚原直貴さん、五郎丸歩選手


中村俊輔選手


様々なスポーツを体験するイベントについて問われた中村俊輔選手が「色々なスポーツに挑戦することはいいことだと思います。自分も兄貴が3人いて野球や水泳、体操をやっていたからこそ、今につながっていると思います」と話すと、塚原直貴さんも意外な経歴を明かす。

塚原直貴さん


「自分も色々とやっていて、和太鼓もやっていました。リズムに反応して体を動かすというのはいいことですからね」と続け、その重要性を説いた。そして五郎丸歩選手からは「僕はラグビーを3歳からはじめたんですけれど、一回やめて、サッカーをやったんですよ」と思いがけないエピソードも。その理由について問われると、中村選手を向いて「Jリーグが始まったから」と笑い「その経験がキックをはじめ今にもつながっています」と続けた。

五郎丸歩選手


司会からスポーツをはじめたきっかけ、そして続ける方法について問われると、五郎丸選手は「兄貴が始めたことがきっかけです。絶対に兄貴を超えたいと思っていました。目標を持たないとモチベーションが沸かないですね」、中村選手も「小学生の頃に入ったクラブが勝利にこだわるクラブで。それが僕に合っていました」と勝つことの大切さを子供たちに説明。中村選手が「サッカーは団体競技なので、周りのプレーに刺激を受けました」というと、陸上の塚原さんからは「陸上は主に独りのスポーツですけれど、リレーは団体競技で。独りでは到達できない感情や独りの力ではどうにもならないところを仲間と結果を出す意味でいい競技だなと思います」と、みんなでスポーツを楽しむことの大切さを語った。

中村俊輔選手、塚原直貴さん、五郎丸歩選手


3名とも世界を舞台に活躍した選手であるが、世界に挑戦するに上で大切なことは何かという質問に対して五郎丸選手は「目の前の目標を一つ一つクリアしないと、大きな目標はクリアできないと思います」、塚原さんからは「好奇心が大切です。サッカーをやっているからラグビーは興味ない、ではダメですね。自分の体を使って表現することが大事です」と説く。これに対して中村選手は「お二人の答えが100点で(笑)。とにかく全力で楽しむことですね」とまとめて、トークショーは幕を閉じた。

スポーツにはリズムが重要


こうして始まったイベントでは、まずアディダスと STAR(⼀般社団法スポーツリズムトレーニング協会) が共同で開発したリズミックトレーニングからスタート。

リズミックトレーニングをする子供達


スポーツにおいて、緩急のある動きを養うのに重要とされているリズムに着目したもので、現在では多くのアスリートが実践しているという。専門のトレーナーの指導のもと、テクノ調のダンスミュージックに合わせて手と足をバラバラに動かすのだが、緩急ある動きに子供たちは苦戦しながらも楽しく挑戦した。

リズミックトレーニングでジャンプをする子供


五郎丸選手、塚原選手も子供たちと一緒に、体を動かし、そして時には声をかけながら、真剣に行っていた。リズムトレーニングは、最初その場で行っていたのだが、ミニハードルを使ってスキップしながら行う運動も。トレーナーによると「スポーツにおいてリズム感を養うのはとても重要です。リズミックトレーニングは、自宅でもできますので、ぜひ試して下さい」と唱えた。準備運動として行うのもよいようだ。

子供を見守る五郎丸選手


その後、学年ごとにわかれて、陸上、ラグビー、サッカーのそれぞれを体験。陸上では塚原さんが「スポーツで大切なのは姿勢です。スマホばっかりいじっていると、背中が丸くなりますよ」と、背筋を伸ばしてのスキップから指導開始。

子供達の前で背筋を伸ばしてスキップを指導する塚原さん


その後、スキップをしながらのリズミックトレーニングの続きを行なっていたのだが、その難しい動きには子供たちは大苦戦。「難しいことをしているのだから、できなくて当然だよ。挑戦する気持ちが大事」と激を飛ばしながら、できた子には名前呼びしっかりと褒める。最後は単距離ダッシュ。参加したどの子も背筋を伸ばし、ストライドのある走りをしていた。

塚原直貴さんの教えの通りにスキップをする参加者


サッカーは、1984 年に創設・現在 30 か国以上で活動するクーバー・コーチングの教師陣が少人数のグループで指導。

まずはサッカーボールを手で投げることから指導する


最初はボールを手で触ることからはじまり、その後、リズミカルに脚だけで触る、ということを繰り返し教えながら、ボールに慣れる運動を行った。その後、小さなコーンを使ってのドリブルやパスの練習、ボールがコントロールできるようになった後は、最後はミニゲームで締めくくった。

サッカーをする参加者


一方、ラグビーはほとんどの子供がボールすら触ったことがない様子。まずは腰に紐を付けて、相手のを取り合うゲームから始めた。五郎丸選手も自らお手本となって指導。子供たちからは「ごろうちゃん」と呼ばれながら笑顔で応えていた。

五郎丸選手の周りに集まる子供達


その後、ラグビーの基本的なルールである「前にパスをしてはいけない」ということを教えながら、攻め側はボールを持ってトライを目指し、守り側は相手の紐を取るという「タグラグビー」を開催。五郎丸選手も子供たちのすばしっこい動きに苦戦しながらも楽しんでいた。

五郎丸選手のブロックをすり抜ける子供


こうして、1時から始まったイベントが終わったのは夕方6時。子供たちはリズミックトレーニングからはじまり、3種のスポーツを思う存分楽しんでいた。どの子も笑顔で楽しんでいたのが印象的で、そしてリズミカルな動きの重要性を認識した次第。準備運動としてのリズミックトレーニングの有用性を実感できたイベントとなった。

ダッシュして小さなカラーコーンをタッチする参加者


アディダスでは、今後も子供たちをサポートする活動を行っていく予定。

栗原祥光

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