顔を見てオススメ商品をチョイス! 賢すぎる“次世代自販機”を体験

東京ウォーカー

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秋葉原の“おでん缶”や銀座の“バナナ”など、ユニークな商品を売る自販機が増えているが、今度東京駅に登場したのは自動的にオススメ商品を選んでくれるという、超クレバーな“次世代自販機”。にわかには信じがたいこの自販機の“正体”を確かめるため、さっそく記者は東京駅を訪れてみた。

東京駅内の、京葉線コンコースに設置されたこの自販機は、全面タッチパネル式で、表示された画像をタッチして購入するというもの。早速、自販機の前に立ってみるとこれがびっくり! 立って数秒後に30点以上並んだドリンクの中からホットレモンやホット紅茶が、“オススメ表示”に変わったのだ。

「確かに、寒いし甘いもの好きだけど、なぜ分かった!?」と驚く記者に、「実際のマーケティングデータに基づいてオススメ商品を分析しているんですよ」と、“タネあかし”をしてくれたのは、JR東日本ウォータービジネスの自販機担当・会田さん。上部に設置されたセンサが、利用客の年齢や性別を認識、加えて季節や時間帯など環境を自動的に判断し、30点以上の商品の中から、3~5点程が“オススメ商品”として表示されるという。「例えば30代男性には、朝だったら微糖やブラックコーヒー、疲れが出てくる夕方から夜にはビタミン系健康ドリンクなどが表示されます」とのこと。

ちなみに、取材日の平日15時過ぎに担当の会田さん(30代・男性)にも自販機の前に立ってもらったところ、おすすめされた商品はホットコーヒーとオロナミンC。こんな風にオススメされると、ついつい「コレにしちゃおうかな~」という気分になってしまいそうだ。

この“次世代自販機”には、「どんな属性(年齢・性別)の人が、どんな時間帯に何の商品を購入したか」というデータが蓄積されており、「働き盛りの男性(30代)は、夕方から夜にかけて果汁飲料やカルピスなどの甘い飲料を購入するケースが多い」など、ちょっと意外なデータもあるのだとか。

11月16日より東京駅に設置されたこの“次世代自販機”は、東京駅エキナカに5台、また品川駅にも2台設置されている。東京駅に設置されてからおよそ1か月、その評判を聞いてみると、「もの珍しさからか、20~30代の比較的若い方の利用が目立ちます。また、写メを撮る人の姿もよく見かけますね」(同社広報担当・武藤さん)とのこと。実際に、通常の自販機と比べ約2倍の売上を記録するなど、評判は上々のようだ。

今後は、2011年3月までに東京近郊で100台程度、さらに2012年3月までに400台程度を設置していく予定。12月11日(土)からは期間限定“クリスマスバージョン”も楽しめるので、自分だけのオススメ商品を選んでもらってみては? 【東京ウォーカー】

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