椎名桔平が安楽死をついて語る「どう死ぬのかを考えてほしい」 『連続ドラマW 神の手』大阪舞台挨拶

2019年6月12日 12:06更新

関西ウォーカー 桜井賢太郎

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安楽死がテーマの社会派医療サスペンス『連続ドラマW 神の手』(全5話)が6月23日(日)よりWOWOWで放送開始される。これを記念して6月10日(月)に本作の第1話の特別上映がなんばパークスシネマで行われ、上映後トークイベントが開催された。主演の椎名桔平、原作者の久坂部羊が登壇、椎名は「重たいドラマの雰囲気とは違って楽しく皆さんとお話しできれば」と話し、関西弁で挨拶をした。

『連続ドラマW 神の手』の大阪舞台挨拶が行われた

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WOWOW『連続ドラマW 神の手』は現役医師であり、小説家の久坂部羊による同名小説の映像化作品。人生100年時代という超高齢化社会を迎えようとする日本社会で終末期医療における安楽死の是非を問う作品となっている。

主人公の外科医・白川を椎名は好演、久坂部は「医者から見ても完璧」と賛辞を送った。さらに久坂部は撮影現場に訪れた際小道具として使用された資料を発見、観客に披露して「作り込みが凄い」と絶賛。椎名も「セッティング時に見たりするんですけどよくこんな資料揃えたな」と役者としてテンションが上がるのだという。久坂部は「映像には写らなかったり、こういった努力はほんの氷山の一角だと思いますがスタッフの力に感動しました」と細かい小道具にも満足しているという。

主演の椎名桔平

原作者の久坂部羊

2015年に放送されたドラマ『破裂』以来再タッグだと語る椎名と久坂部。椎名は今回の役どころについて「前回よりも形か見えにくい複雑なキャラクター」と話し「タイトルの『神の手』なんて聞くとスーパードクターが活躍する物語を想像しがちだけど、普通の医師の人間像を掘り下げる作品で演じ甲斐があった。先生の実際の関係や体験が元となってるのでリアリティがあって、そういう作品は本当に稀有だと思う」と振り返る。久坂部は「普通の方が悲惨な最期を体験するような現場にいた自分としては、スーパードクターが登場して奇跡が起こるということはとても書けない」と医療現場の過酷さを話した。

久坂部は小道具の作り込みを紹介

2人のサイン入りグッズが当たる抽選会も行われた

久坂部は「人はぶっつけ本番で1回しか死ぬことができない」と語り、「苦痛で嫌だけど向きあって準備していかないといけないことなので作品を通して考えてもらえたら」と呼びかけた。

『連続ドラマW 神の手』は6月23日(日)よりWOWOWで放送開始(C)2019 WOWOW INC.

椎名も「今まで見て見ぬ振りをしてきた日本もこれから『安楽死』について議論されるのではないか」と話して「先生の言う通り『考える』ってことが大事で、『どう死ぬか』って考えると逆に『どう生きるか』ということに繋がってくる思います。考える時間を持って家族と友人と話すきっかけになれば演じていて嬉しいことはない」と語り、観客から拍手が起こった。

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