昭和レトロな人情商店街でキャッシュレス決済にトライ
横浜ウォーカー
キャッシュレスによる買物は今や常識。新しいサービスもどんどん登場している。そんななか、ジモト商店街の活性化を目的に、キャッシュレス決済を進めるアイデアを横浜国立大学の学生が考え、横浜銀行のスマホ決済サービス「はまPay」を導入する実証実験を行った。

横浜銀行が始めたスマホ決済サービス「はまPay」は、横浜銀行の口座があればすぐに始められ、支払いはアプリの操作で口座から引き落とされる仕組みになっている。スマホでの買物はもちろん、東急電鉄(世田谷線・こどもの国線のぞく)各駅の券売機で預金の引き出しもできる。
2019年10月に予定されている消費増税時の「キャッシュレス・消費者還元事業」では、国の政策として消費者へポイント還元も検討されているということで、これから一気にキャッシュレス化が進むと考えられている。
個人商店主が多い昔ながらの商店街で、キャッシュレス決済を浸透させていくにはどうしたらいいか? 保土ケ谷区、横浜国立大学、横浜銀行が協力して「はまPay」のサービスを広める実験を行うことになった。
舞台となった保土ヶ谷区の洪福寺松原商店街は、生鮮食料品や乾物、総菜、衣料品など約100店が並び、激安商品が買える「ハマのアメ横」として知られている。店の人とお客さんが会話を楽しみながら買物ができるのも魅力だ。
そんな古き良き昭和レトロな雰囲気の商店街で、キャッシュレス決済サービスを浸透させるために、プレゼン大会「あなたが作るキャッシュレス商店街」コンテストを実施。横浜国大の学生がそのアイデアを披露した。

コンテストでは、横浜銀行役員、保土ケ谷区課長、横浜国大教授、洪福寺松原商店街の理事長、そして横浜ウォーカー編集長が審査員となり、最優秀賞を選出。ここで選ばれたアイデアは、毎年大賑わいとなる洪福寺松原商店街「ナイトバザール」で試されることになった。

最優秀賞に輝いたのは、中国からの留学生、ヒョウ チョウウさんの「ワクワクこどもバザール」。子供の就業体験イベントを実施し、子供たちが商店街のスタッフになって「はまPay」を来場者に勧めるというもので、ファミリーで商店街の活性化に関われる点が高く評価された。

イベント当日は、子供たちが横浜国大生と一緒に商店街を回ってビラ配りや、商店街が開催した「ナイトバザールゲーム屋さん」のお手伝いなどの仕事を体験した。

会場には横浜銀行のブースも出店し、「はまPay」の説明や登録のサポートを行った。

「はまPay」は大がかりなシステムがいらず、操作がカンタンなので個人店でも導入しやすいところが利点。実際に試してみた店主からも「専用端末もコンパクトで扱いやすい」「思ったより簡単に使えた」という声が多かった。

イベント終了後の洪福寺松原商店街では、引き続き「はまPay」が利用できる。これからキャッシュレス決済をはじめたい人はジモトの「はまPay」に注目してみてはいかが?
洪福寺松原商店街ではまPayが使えるお店はこちら
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【取材・文=水野智恵/撮影=松本順子】
横浜ウォーカー編集部
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