「来年もそのしゃべり方？」小学生の直球質問に戦場カメラマン・渡部陽一タジタジ！

12月20日(月)、東京・原宿にあるKDDIデザイニングスタジオにて、戦場カメラマン・渡部陽一さんが、自身の写真展を行なうことを記念したトークショーを開催。課外授業風の同イベントでは、招待された一般小学生から「来年はそのしゃべり方を変えようと思いますか？」と質問され、渡部さんは「変えたくても…変えられない」と、相変わらずスローな物言いで回答し、会場を笑わせていた。

同スタジオでは、ハッピークリスマスイベントの特別企画として、渡部さんがこれまでに撮影してきた戦場地域の「子供たちの笑顔」を集めた“愛と平和”の写真展を開催。それとともに、戦場カメラマンならではの視点で「愛と平和の大切さ」について語るトークショーが行われた。

中でも、同イベントで盛り上がったのが、小学生との質疑応答コーナー。「今年一番忘れたいことは何？」「今年一番うれしかったことは？」など、さまざまな質問が繰り広げられたが、「来年はそのしゃべり方を変えようと思いますか？」と鋭く質問されると、渡部さんはタジタジに。「変えたくても…変えられない。小さな時から…このしゃべり方で…『渡部、変なしゃべり方だね』と言われても…意味が分からなかった。だから…来年も…再来年も…変えられません」と、ゆっくり答えると、会場からは笑いが起きた。

ちなみに、渡部さんの「今年一番忘れたいこと」は、「人が目の前でケガをしたり、泣いたりしているのをアフガニスタンで見て、それを撮影してきたこと」。「今年一番うれしかったこと」は、「赤ちゃんが生まれ、自分が“お父さん”になったこと」なのだとか。「僕の子育ての柱は…“スキンシップ”。お風呂で体を洗ったり…頬を擦り合わせたりして…スキンシップを図っています」と、赤ちゃんの育児方法についても幸せそうな笑顔で語っていた。

今回、「子供たちに、写真を通して世界情勢を見てもらえるのがうれしい」と話した渡部さん。写真展は、本日から2011年1月20日(木)までの期間、KDDIデザイニングスタジオにて開催されるので、さっそくチェックしてみては？　【東京ウォーカー】