香取慎吾「これから大勝負したい」と決意表明! 映画『凪待ち』大阪舞台挨拶
関西ウォーカー
6月28日(金)に公開される映画『凪待ち』。公開に先駆け、6月19日(水)に大阪・TOHOシネマズ梅田で舞台挨拶が行われ、主演の香取慎吾と白石和彌監督が登壇した。

映画『凪待ち』は宮城県・石巻を舞台に人生につまづき、落ちぶれた主人公・木野本郁男の絶望と再生を描いた物語。『孤狼の血』(2018)や『彼女がその名を知らない鳥たち』(2017)など、次々と話題作を世に送り出す白石和彌監督がメガホンを取り、主演をつとめた香取慎吾とは初タッグとなる作品だ。

観客の大きな声援で迎えられた香取と白石監督。香取が大阪に来たのはファンミーティング以来。前回は滞在中に粉物が食べられなかったそうだが「今回は映画館の楽屋にたこ焼きが用意されていたので2秒でいただきました! 8個!」と話し観客を沸かせた。
香取が演じるのは落ちぶれて無為に生活を送る主人公・郁男。香取にとってこれまでにない新境地と言える役柄だが、白石監督は香取について「そこかしこで見たことのないぞくぞくするような表情を出してくれた」と演技を絶賛。香取はどのような思いで演じたのか聞かれると「頭から最後までずっとつながっている役。今はしょぼくれてるけど、ここだけはみんなで明るいシーンというのはほとんどない。その分ひとつの役をずっと演じられたのは楽しかったですね」とやりがいを語る。

今作では香取演じる郁男がギャンブルで人生を変える大勝負にでるシーンがある。人生で大勝負にでた経験について聞かれると、香取は少し考え「…今まだしてないですね。こんなにいろんなことがあったのに、30年以上の芸能生活、まだ勝負してません。まだまだこれからですから! これからいつか、どこかで大勝負したいと思います」と宣言。これには観客からも大きな拍手が。

また、撮影中の様子について「自分ではそんなに思ってないんですけれど、案外役に入り込んでしまう感じなんですよね。周りの人から聞くとそうみたいです」と無意識に役に入り込んでしまうことを明かした。過去の作品も思い出しながら「きっと他のそれぞれの作品の監督たちが違う僕を見てくれてるんだと思いますね。孫悟空のときなんか撮影の現場でも『おい! 何待ちだよコノヤロー!』とか言ってましたもん。この映画じゃ考えられない!」と笑う。

最後に白石監督は香取演じる郁男が「そこでビール開けちゃうの?というシーンがあって、そこの郁男の表情に現場でゾクゾクしながら、俺はいますごい映画を撮っているってほくそ笑んでたシーンがあるのでぜひ感じてほしいと思います」と注目のポイントを語った。
香取も「僕の演じた郁男という役はいろいろな感情から、周りの人間から逃げる男なんですが、お芝居として意識してではなくて無意識に勝手にそうなっていると思うんです。自分で決めてそうはしていないんだけれど、言葉だけじゃなく感情が勝手に体も動かしている細かい描写も見てもらえたら面白いと思います」と呼びかけた。
映画『凪待ち』は6月28日(金)より全国公開。
松原明子
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