テスト販売から半年、あの「5本指シューズ」が1月に正式発売へ

“5本指”と言えば靴下をイメージする方が多いだろうが、エムケーコーポレーションから発売されたのは本格的なスニーカータイプ、その名も「Globe（グローブ）」（1万2800円）。実はこのアイテム、2010年5月に限定試験発売されたものに幾度となく改良を重ねたもので、2011年1月中旬に満を持して正式発売を開始する。ユニークでインパクト満点のアイテムであることから、大手量販店でも取り扱われる予定だ。

「試験モデル発売から約半年。これぞ5本指シューズと言えるものに到達しました。市販されている類似商品もすべて実際に日常生活の中で使ってみて、見つかった欠点や課題を克服しました。もちろんデザインや生地、ソールなど、どれをとっても他社商品と差別化、細部まで徹底的にこだわっています」と意気込むのは同社広報の辻さん。

では、どのような部分に最もこだわったのだろうか。「他社商品がすべりやすいことから、ソール(靴底)を二層に、さらに吸盤にも着目しました。“靴”という性格上、機能性は外せないため、実際に使用してみて初めて分かる“履き心地”を追求しました」（同上）。

つまり、大地をつかむような“素足の感触”や、前にしか動かない“指関節の動き”を損なわないようにするための工夫が凝らされているのだ。その結果、「横にすべらない」「踏ん張りがきく」など、ジョギングや力仕事にも使えるスニーカーに仕上げることに成功している。

気になる販売面だが、試験発売では150足限定だったものの、今回はまず1500足を販売。購買ニーズを見ながら、色やデザインのバリエーションを増やして増産していくという戦略だ。

5本の指がバラバラに動くため血行がよくなり、肩こりや冷え性の改善にもつながるこの商品。街中に履いて出かければ注目を浴びること間違いなしだ。【東京ウォーカー】